西日本鉄道は、貝塚線で運行している600形電車について、引退を前にデビュー当時のツートンカラーへ復刻塗装し、2026年6月25日から運行を開始する予定と発表しました。
長年にわたり地域の足として親しまれてきた600形が、最後の時を前に“原点の姿”へ戻ることになります。
西日本鉄道ホームページ
デビュー当時を再現したツートンカラー
今回復刻されるのは、600形が1962年に大牟田線(現在の天神大牟田線)で営業運転を開始した当時に採用されていた、マルーンとベージュのツートンカラー。
落ち着きのある配色は、昭和期の私鉄通勤電車らしさを色濃く残すデザインで、往年の西鉄ファンには懐かしい姿です。
その後、600形は時代に合わせて塗装を変更し、アイスグリーン塗装、さらに貝塚線転用後はオキサイドイエロー塗装へと姿を変えてきました。今回の復刻は、そうした長い歴史を振り返る意味合いも込められています。
運行予定の概要(公式発表より)
- 運行開始予定日:2026年6月25日
- 運行路線:貝塚線
- 対象車両:600形 2両編成(1編成)
- 運行期間:引退までの期間限定(※車両運用により変更の可能性あり)
※あくまで「予定」であり、実際の運行開始日や運用は変更される場合があります。
引退前だからこその復刻塗装
alt="アイスグリーン塗装に復刻された600形" class="wp-image-9543"/>600形は老朽化により、近い将来の引退が予定されています。
その節目にあわせて行われる今回の復刻塗装は、単なるイベントではなく、長年活躍してきた車両への“感謝”と“区切り”を表現した取り組みと言えそうです。
日常の足として何気なく乗ってきた人にとっても、写真でしか知らなかった世代にとっても、かつての姿で走る600形を見られる最後のチャンスになるかもしれません。
福岡市地下鉄箱崎線と貝塚線の直通運転はどうなるでしょうか。
まとめ
引退が近づく車両が、デビュー当時の姿で再び走る――
そこには「懐かしさ」だけでなく、地域とともに歩んできた鉄道の歴史そのものが詰まっています。
6月25日以降、貝塚線で再び見られる予定のツートンカラー600形。その走り出しの日を、静かに楽しみに待ちたいところです。


