普段は、外房線で運行している209系「B.B.BASE」がJR東日本びゅうツーリズム&セールスの企画する団体列車として吾妻線を運行することが発表されました。運行区間は高崎駅~長野原草津口駅間となっています。今回は、吾妻線開業80周年を記念した「B.B.BASE吾妻線80周年記念号」としての運行されることになりました。
吾妻線80周年記念!B.B.BASEで楽しむ吾妻線「ほっぺ赤らめはしご酒」/ネット限定|日本の旅、鉄道の旅|JR東日本びゅうツーリズム&セールス
JR東日本びゅうツーリズム&セールスホームページより
吾妻線の末端区間である長野原草津口駅~大前駅間は現在路線の存廃の議論の対象となっています。
ツアーの概要
運行日
2025年8月2日(土)に運行されます。ちなみに吾妻線が開業したのは、1945年1月2日に高崎駅から長野原駅(現在の長野原草津口駅)間が開業し、大前駅まで全線開通したのは1971年3月7日となります。そこで、今回の運転区間は長野原草津口駅までとなっているものと思います。
運行時刻・経路
行き | 扱い | 時間 |
高崎 | 始発 | 11時頃 |
新前橋 | 停車 | |
渋川 | 停車 | |
中之条 | 停車 | |
長野原草津口 | 終点 |
帰り | 扱い | 時間 |
長野原草津口 | 始発 | |
中之条 | 停車 | |
渋川 | 停車 | |
新前橋 | 停車 | |
高崎 | 終点 | 18時40分頃 |
停車駅では、ドアが開けられ降車可能(途中参加は不可)のようです。その他の駅にも運転停車するようですが降車はできません。
料金
往復の列車料金と、食事およびお酒がついて15,000円となっています。高崎駅~長野原草津口駅間の往復料金が1,116円×2=2,232円(SUICA利用)、指定席券が530円(通常期)×2=1,060円ですので3,292円が通常の運賃となります。差額は12,768円ですので軽食とお酒の料金と考えればそこまで高くはない設定だと思います。
ツアーのポイント
吾妻線を走行する209系「B.B.BASE」に乗車できる
普段は、千葉県を中心に自転車を載せることのできる列車として運行している209系「B.B.BASE」に、上越線・吾妻線で乗車することが出来るのが鉄道ファン的には一番のセールスポイントでしょう。また、普段走行しない区間ですので写真撮影するとしても絵になるこうけいではないでしょうか。7月1日の14時30分時点でまだ、空席有の状態でしたので今から申し込んでも乗れるのではないでしょうか。209系なのでロングシートだと思っていましたが、ボックスシートに改造されているのですね。
お酒の試飲ができる
3つの酒蔵からランダムに選ばれたそれぞれ3つの銘柄からランダムに選ばれた銘柄のお酒を試飲することが出来ます。次の酒蔵から選ばれるようです。
- 浅間酒造(試飲+お菓子(お祝いどら焼き))
純米大吟醸「あさまやま」・プレミアム純米大吟醸「秘幻」・浅間のヨーグルト酒
- 貴娘酒造(試飲)
「咲耶美」純米吟醸・「貴娘」純米吟醸・「貴娘」アンサンブル
- 聖酒造(試飲)
聖 山田錦 50 純米吟醸 EVOKE・聖 山田錦50 純米吟醸。・かんとうのはな 純米吟醸
これと併せて針塚農産(漬物)および旬彩酒房蔵屋(軽食弁当)が提供されるようです。私は、お酒が飲めないので残念ですが、お酒好きの方はこちらも楽しみの一つではないでしょうか。お酒が出るツアーですので当然20歳以上限定となっています。
まとめ
群馬県の吾妻線では、吾妻線開業80周年を記念した臨時団体列車「B.B.BASE吾妻線80周年記念号」が8月2日(土)に運行されます。普段209系が運行しない吾妻線での風景と提供されるお酒の試飲が楽しめるツアーになっていてお酒が好きな方には楽しみな企画ではないでしょうか。ちなみに、運転区間は80年前の吾妻線の区間となっています。