出版社であるイカロス出版の7月28日発売予定の「ビジュアルガイド首都圏新系列電車2025-26」の目次にE501系のJR九州への譲渡が掲載されています。JR九州は、関門海峡だけを走行する列車を自社で製造するよりJR東日本から購入したほうが経費が安くつくと判断したようです。415系の活躍を見えるのはあと少しの期間となりそうです。
ビジュアルガイド首都圏新系列電車2025-26 – イカロス出版 イカロス出版の本
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E501系について
E501系の性能
1995年12月1日より運行を始めた交直両用電車で当初は、15両編成で常磐快速線で運行されていました。しかし、トイレがないことやロングシートであることで上野駅への乗り入れをやめ、5両の補助編成で水戸線・常磐線の友部以北の運用についていました。導入された当時は、「ドレミファインバーター」を装着しており音楽を奏でる車両として有名でした。
- 編成 基本編成 10両 補助編成 5両
- 最高速度 時速120キロメートル
- 軌間 1,067ミリメートル(狭軌)
- 電源 1,500ボルト(直流)・20,000ボルト(交流 周波数50Hz)
E501系の思い出
約30年前に始めて常磐線快速列車に乗った時に利用した車両として印象に残っています。行きは415系でしたが帰りはE501系でした。
駅で時刻表を確認した時に、トイレなし15両編成と書かれていたのをよく覚えています。その時は、E501系の存在を知らなかったのでどんな車両が来るのかワクワクして待っていました。するとホームに入って来たのは、都会の電車と同じロングシートの15両の電車でした。1時間くらい乗るのにトイレなしは辛いなあというのが第一印象です。ちなみに、京急電車には乗ったことがなかったのではじめてのドレミファインバーター電車でした。
E501系の用途について
どこの路線で使われるか
山陽本線の関門海峡部分(下関駅~門司港駅)の415系の置き換えで間違いないと思います。補助編成5両については、4編成しか製造されていないので今のように日豊本線なでの交流区間の別の路線での運行はないと思います。
運行開始について
E501系は、周波数50Hzのみに対応していますので60Hzに対応するために車両を改造する必要があるため時間がかかります。また、車両の編成が5両から4両になるのか3両になるのか注目されるところです。813系の車両数次第ですが、E501系は4編成しかないので、これを機に日豊本線からは撤退することになると思います。また、運転手の訓練なども必要となります。
従って、来年のダイヤ改正に併せての登場となるのではないでしょうか。
まとめ
山陽本線の関門海峡区間で運行している415系がE501系に置き換えられるようです。恐らく、今年1年が415系の最後の活躍となるでしょう。以前は、新山口駅まで運行していた415系ですがついに終焉の時が来るようです。また、JR九州ではどの型番を名乗るか関心がもたれます。