当初227系(Urara)は、101両(3両編成25本、2両編成13本)が岡山・福山地区に投入されると発表されていましたが、現在追加分の車両が製造されています。このままでいくと2026年度ぐらいで223系以外の車両を置き換えそうな感じがします。ただし、227系に置き換えられた列車については減車されてる場合が多くなっています。そこで227系は何両製造されるか予想してみたいと思います。
現在の状況
2025(令和7年)年3月15日のダイヤ改正で運用に入っている編成で考えてみます。資料として交通新聞社発行の「JR電車編成表2025夏」のデータを引用させてもらっています。なお、227系については運用に入っていないものについては配置されていないものとして扱っています。
227系は、L編成が3両編成、R編成が2両編成です。
105系(F編成7本→R編成7本) 2両×7本=14両
福塩線の主力車両ですが、神辺駅~府中駅をICOCAに対応させることで227系に置き換えると思われます(車内収受のワンマン運転の必要がなくなるため)。単純に2両編成のR編成7本での置き換えとなると思います。2両編成から2両編成への置き換えですので問題はないと思います。
113系(B編成4本→L編成4本) 4両×4本→3両×4本=12両(4両減)
車齢も高く、115系が不足しているため使用されている車両です。伯備線の新見駅以北の運用がないため問題なく使用できますが、115系との連結はありません。4両編成の車両ですのでL編成での置き換えになるものと思われます。
115系(A編成10本→L編成10本) 4両×10本→3両×10本=30両(10両減)
115系A編成も227系での置き換え対象でしょう。227系に4両編成がないため3両のL編成での置き換えとなるでしょう。通勤時間帯については、R編成2本での置き換えで運用するものと思われます(運用の変更により対応)。
115系(D編成20本→R編成20本) 3両×20本→2両×20本=40両(20両減)
115系のD編成も置き換えられるでしょう。こちらは、3両編成から2両編成への減車となると思います。通勤通学時間帯に2両では対応できない可能性が高いので最後に、こちらも運用上で調整すると思われます。
115系(G編成8本→置き換えなし) 2両×8本→2両×0本=0両(16両減)
私は、伯備線の北側区間については、キハ120系もしくは125系での置き換えを予想しています。従って115系G編成の227系への置き換えはないと予想します。ただし、115系G編成には、山陽本線・伯備線(倉敷駅~新見駅)・山陰本線での運用があるますが運用のやりくりでまかなうでしょう。
213系(C編成2両編成×7本・3両編成×4本→2両編成×7本・3両編成×4本)=26両
213系については、VVVF車の入線できない赤穂線用に残す可能性がありましたが、赤穂線内で227系の試験運転を行っていたことから置き換えの可能性はありますが、平成になってからの車両ですし、時速110キロメートルでの運行に対応しているので残る可能性が高いです。2ドア車ですしラッシュ時には使いにくい車両ですので使用範囲は限定されるでしょう。
227系の現状
227系(Urara)で現在運用についているのは、L編成(3両編成)が25本(75両)とR編成(2両編成)が13本(26両)の101両です。これと追加で製造される227系で岡山・福山地区の「マリンライナー」以外の列車は運行されるものと思います。福塩線内の運賃収受型ワンマン装置を設置するとR編成用の運用を作る必要があるので神辺駅~府中駅間にもICOCAが導入されると思います。
編成数の調整
現在の岡山支所には、運用上の余裕があるようですので、若干編成数が減らされるのではないかと思います。個人的な予想で根拠はないですがL編成とR編成をあわせて40本程度とみています。
旧型車両置き換え後の岡山支所の車両につてい
L編成(3両編成) 43編成(117両)
山陽本線・瀬戸大橋線での運用が中心になると思います。時間帯によっては、4両編成を3両編成に減車すると乗り切れない可能性があるのでR編成×2本に置き換える列車もあるでしょう。
R編成(2両編成) 34編成(68両)
伯備線・赤穂線・宇野線中心の運用となるでしょう。こちらも時間帯によっては、2両編成では難しいのでL編成を用いる時間帯もあるでしょう。
まとめ
岡山地区の227系(Urara)投入については77編成(L編成43、R編成34)と予想しました。現在の製造状況を見ると2027年のダイヤ改正には間に合うのではないでしょうか。個人的には、なかなか鋭いところをついていると思うのですがどうなるでしょうか。