名古屋地区を運行されている新快速・特別快速ですが315系投入に伴い6月からロングシート車両である315系に、平日で3往復・休日で1往復運用が車両が変更されているようです。長距離利用者が多いこれらの者別の列車でロングシート車両を使用するのはサービスの低下であり競合する名古屋鉄道(名鉄)との競争に対してどうなのか見てみたいと思います。
情報については、JR東海運用調査のページさんのホームページで紹介されていますのでリンクを貼っておきます。
JR東海 新ダイヤと編成表:JR東海新ダイヤ&運用情報
311系で運行されていた新快速・特別快速が315系に変更されロングシートとなったようです。
東海道本線新快速の車両について
311系(転換クロスシート)

1989年(平成元年)~1991年(平成3年)に渡って主に新快速・快速用に製造された車両です。15本(4両編成)の60両が製作されました。転換クロスシートの車両で快適に過ごすことが出来ました。長距離の乗車ではなくてはならない車両でした。車齢が高くなってきているため315系と置き換えられ現在は運行していません。
313系(名古屋地区は転換クロスシート)

1999年(平成11年)から製造された車両で主に国鉄型車両をおきかえるために投入されました。現在では、転換クロスシートの車両です。現在の新快速・快速列車のほとんどを担当している車両です。
315系(ロングシート)

211系・213系・311系(名古屋地区では主に311系)を置き換える目的で2022年(令和4年)から投入された車両で、中央東線要は8両編成・東海道線および関西本線用は4両編成です。車内はロングシートとなりました。現在は、東海道線では普通列車と武豊線用の快速に使用されています。
315系が使用される新快速・特別快速(平日)
現時点では、次の列車に設定されているようです。
- 平日(下り)
豊橋(19:01)発米原(21時09分)着 新快速
豊橋(20:19)発大垣(21:48)着 特別快速
- 平日(上り)
米原(6:27)発豊橋(8:45)着 新快速
大垣(17:23)発豊橋(18:58)着 新快速
大垣(18:34)発豊橋(20:08)着 新快速
315系が使用される新快速・特別快速(休日)
休日は、次のようになっています。
- 休日(下り)
豊橋(8:49)発大垣(10:27)着 新快速
- 休日(上り)
米原(6:36)発豊橋(8:39)着 新快速
名古屋鉄道(名鉄)の車両
特急列車
新快速・特別快速に相当する特急列車も含めて特別車以外は、ロングシートの車両が多くなっています。昔は、名古屋鉄道もクロスシートのイメージでしたが変わってきているようです。車内の混雑率の関係でしょうか。ただし、特別車はセミクロスシートです(料金を取るので当然ですが)。
特急列車以外
基本的にロングシートです。
JR東海の車両の運用について
なぜ、315系はロングシートとなったか
一番は、競合する名古屋鉄道がロングシートとしたからだと思います。競合する路線がクロスシートだとうんテイン次第ですが快適なクロスシートに利用者が流れる可能性があるからです。また、車両を短くするという意味も含めてロングシート車を投入したものと思われます。
利用者からすると
比較的乗車時間が短い普通列車はともかく、乗車時間の長くなる新快速・特別快速については、クロスシート車を入れてほしいというのが正直な気持ちではないででしょうか。30分以上乗車するのであればクロスシートがありがたいです。
将来的には
315系が増備されるのは間違いないので、ロングシート車は増えていくと思います。車両運用を工夫して新快速・特別快速については313系を使用してほしいと思います。名古屋鉄道がロングシートだからJR東海もロングシートにする必要はないと思いますし、新快速は特別な列車だと思いますので・・・。
まとめ
JR東海は、名古屋地区の新快速・特別快速の運用にもロングシート車である315系を一部の列車で使用しています。できれば、新快速・特別快速については長距離利用者の事も考えてクロスシート車を使ってほしいと思います。