2025年10月の時刻表で、土曜休日に播州赤穂発3498M新快速列車(播州赤穂16時08分発・姫路まで4両編成)が、10月の土曜休日に限り姫路で乗り換えとなっています。この列車は、2025年度のダイヤ改正で8両から4両に変更された列車ですが何か意味があるのでしょうか。私が想像できる範囲で考えてみたいと思います。
3498M新快速を姫路駅で乗り換えとした理由は?
赤穂線内新快速を8両編成に統一したい
赤穂線内へ乗り入れる新快速列車は、基本的に8両編成となっています。これは、新快速の編成が ←(播州赤穂)8両+4両(米原)→ となっているため、4両編成を使用すると網干方面まで4両編成の223系もしくは225系を回送して持ってくる必要があるためです。そこで、利用の少ない早朝の3416M(播州赤穂5時35分発)と3498M(播州赤穂16時08分発)以外の新快速列車は、赤穂線内は8両編成です。
3416Mは、網干駅で8両編成を増結するので無駄はないですが、3498Mは、姫路駅~網干駅間を回送列車として走行させています。そこで、JR西日本としては、3498Mの赤穂線内を系統分離して普通列車にしたいと考えているのではないかと考えます。来年度のダイヤ改正で実施するためのテストとして10月の土・休日に試行しているのではないでしょうか。
3498MをAシート車両としたい
3498Mは、時間的に神戸・大阪で夕食を考えている場合、便利な時間に到着します。そこで、観光客(インバウンドを含む)の利用を見込んでAシート車両を連結しいとJR西日本は考えている可能性があります。
そこで、実際に運用上の影響をみるための実験の一つとして、姫路止めとしている可能性があります。もし、そうであれば近いうちにAシート車両を使用しての運行を行うのではないでしょうか。これについては、時刻表を見てみないと分かりませんので12月以降になると判明するでしょう。
新快速の播州赤穂乗り入れをやめたい
もしかしたら、JR西日本は新快速の播州赤穂への乗り入れ自体を止めたいと考えている可能性があります。ただし、播州赤穂乗り入れ中止は赤穂市との関係もありますので簡単には実施できないでしょう。
JR西日本としては、単線である赤穂線に新快速を乗り入れることは非常時のダイヤの回復を考えると中止したいと考えている可能性はあると思います。そこで、赤穂市側の反応を見るための実験として3498Mを播州赤穂駅~姫路駅間で普通列車と変更しているのかもしれません。
可能性としてはどれがありそうか
正直な所、どれもありそうでどれも違いそうな気がします。JR西日本が3498MにAシート車両を連結することを考えているのでなければ、姫路駅で乗り換えとなるような気がします。今のところは、来年のダイヤ改正の情報が発表されるまでは分からないというのが正直なところです。
まとめ
土曜休日に播州赤穂発3498M新快速列車(播州赤穂16時08分発・姫路まで4両編成)が、10月の土曜休日に限り姫路で乗り換えとなります。これが、将来のダイヤ改正に影響を与えるかどうかは12月のダイヤ改正の情報が出るまでは分かりません。しかし、将来的には新快速のあり方に関する実験となる可能性も考えられます。