通勤・通学利用者のため津山線の快速「ことぶき」1本を普通列車へ変更か? 2026年度ダイヤ改正予想

津山線 キハ47系 ダイヤ改正予想2026

 現在、津山線で運行されている快速列車「ことぶき」について、通勤通学需要のある時間帯において、通過駅の利用者のために来年のダイヤ改正で普通列車に変更する可能性が考えられます。対象として考えられる列車は、19時37分岡山駅発の快速「ことぶき」号です。

19時37分岡山駅発の「ことぶき」を普通列車に変更する理由

津山線の輸送体系

 津山線は、快速「ことぶき」と普通列車で運行されており、利用者の少ない駅は快速列車は通過しています。これにより、利用者の多い駅(法界院・金川・建部・弓削・亀甲・津山)への速達化を図っています。

なぜ普通列車へ変更するのか

 2021年度(令和3年度)の津山線の駅別利用者数は次のようになっています。赤字は快速停車駅・青字は岡山駅(19時37分)発快速「ことぶき」のみ停車する駅です。

駅名乗車数駅名乗車数駅名乗車数
法界院1,001金川646誕生寺39
備前原78建部129小原25
玉柏74福渡220亀甲204
牧山24神目55佐良山16
野々口104弓削151津山口15

 岡山駅(19時37分)発の快速「ことぶき」は通勤通学需要を考慮して、野々口駅と建部駅にも停車しています。基準としては、1日の利用客が100人以上で判断しているようです。しかし、備前原駅・玉柏駅は1日の利用客数が100人いないとはいえそれなりに利用者数がいます。

 また、この列車を普通列車に変更して次の岡山駅(20時02分)発の普通列車を15分程度繰り下げることにより、列車間隔が40分の時間帯を17時~21時までの間に伸ばすことが可能となります。また、赤穂線・伯備線・吉備線(桃太郎線)についても21時もしくは22時までは40分間隔となっていますので利便性の向上のため普通列車に変更する可能性が考えられます。宇野線・瀬戸大橋線についてはダイヤの関係上30分間隔にしかできないため20時まで30分間間隔のダイヤとなっていますがここは、増発しないといけないので難しいと思います。

まとめ

 2026年度のダイヤ改正で津山線の岡山(19時37分)発の快速「ことぶき」を普通列車と変更する可能性があります。併せて後続の列車の時間を遅らせることにより列車間隔が40分の時間帯を21時まで延長することができるため利便性の向上に繋がる可能性があります。

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