JR四国は、2024年度の線区別収支と営業係数を2025年11月7日に発表しました。そこで今回は、JR四国の公表した路線別の数値ではなく、ワースト順に並び変えた表でお伝えしたいと思います。2024年度の営業係数は、2023年度とワースト8については同じ線区となっています。
JR四国ホームページ
| 順位 | 路線 | 区間 | 営業係数 | 昨年度 順位 | 昨年度 営業係数 | 輸送密度(2024) |
| 1 | 牟岐線 | 阿南~阿波海南 | 445 | 1 | 484 | 352 |
| 2 | 予土線 | 北宇和島~若井 | 396 | 2 | 449 | 250 |
| 3 | 鳴門線 | 池谷~鳴門 | 211 | 3 | 219 | 1801 |
| 4 | 予讃線 | 向原~伊予大洲 | 188 | 4 | 201 | 334 |
| 5 | 土讃線 | 須崎~窪川 | 186 | 5 | 169 | 891 |
| 6 | 徳島線 | 佐古~佃 | 153 | 6 | 155 | 2,374 |
| 7 | 土讃線 | 高知~須崎 | 142 | 6 | 150 | 3,263 |
| 8 | 牟岐線 | 徳島~阿南 | 130 | 8 | 138 | 3,794 |
| 9 | 高徳線 | 引田~徳島 | 122 | 9 | 122 | 3,200 |
| 10 | 予讃線 | 松山~宇和島 | 121 | 11 | 120 | 2,409 |
| 11 | 土讃線 | 琴平~高知 | 120 | 9 | 122 | 2,400 |
| 12 | 高徳線 | 高松~引田 | 101 | 13 | 99 | 4,197 |
| 13 | 土讃線 | 多度津~琴平 | 97 | 12 | 101 | 4,776 |
| 14 | 予讃線 | 高松~多度津 | 76 | 14 | 79 | 22,494 |
| 15 | 予讃線 | 今治~松山 | 72 | 14 | 79 | 6,226 |
| 16 | 予讃線 | 観音寺~今治 | 71 | 16 | 73 | 4,892 |
| 17 | 予讃線 | 多度津~観音寺 | 56 | 17 | 63 | 7,897 |
| 18 | 本四備讃線 | 児島~多度津 | 33 | 18 | 35 | 21,581 |
表を見たところ・・・
昨年度と大きく変わりはありませんが、全体的に輸送密度が上昇し、営業係数が改善されている印象があります。最近の減便およびパターンダイヤの導入によるものでしょう。第18位の本四備讃線は、営業係数が2024年度33となりJR四国にとって稼ぎ頭となっています。
今後について
JR四国では、新型気動車の導入が計画されており、これにより燃料費の軽減が図られることになりそうです。
単行ではなく2両編成のため、輸送密度の高い路線に集中して投入されると思われますが、この車両により営業係数が改善されることを期待したいと思います。特に、営業係数が100台の路線においては、飛躍的に数値が改善されるのではないでしょうか。
まとめ
2024年度の営業係数がJR四国より発表になりました。今回の数字を見てみると昨年度と大きな変わりはないですが、若干数値が良くなっているように感じました。今後については、新型ハイブリッド車による置き換えでどれだけ数字が良くなるかが注目されるところです。
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