津山線へJR東日本のキハ110系を購入して時速85キロ→95キロへ高速化! 車両数は用意できそうですが・・・。

八高線キハ110形 車両

 岡山駅と津山駅を結ぶ津山線ですが、1996年(平成8年)に高速化事業が完成し、時速95キロメートルで運行できるようになりました。しかしながら、現行は、最高速度時速95キロメートルのキハ40形およびキハ47形で大半が運行されておりその性能は生かされていません。そこで、来年度置き換えが決定しているJR東日本のキハ110形(八高線用は最高速度時速100キロメートル)で置き換える案を検討してみたいと思います。

津山線高速化事業について

 総工費20.5億円をかけて行われた事業で、岡山県・岡山市・津山市が6.25億円、JRが10億円(設備2億円、キハ120形に8億円、募金が3.75億円で行われました。

ハード面

  • 交換設備の追加 玉柏駅・野々口駅・建部駅
  • 1線スルー化および信号設備の改良 牧山駅・弓削駅・亀甲駅
  • 最高速度を時速85キロメートル→95キロメートル
  • 軌道改良

 主に、交換設備の改良と最高速度の向上を図りました。

ソフト面

  • キハ120形の投入(20両)

 最高速度が時速85キロメートルのキハ40形および、キハ47形を最高速度が時速95キロメートルのキハ120形に置き換えました。

効果と現状

 高速化事業により、津山駅~岡山駅間で約10分程度の時間短縮が行われましたが、キハ120形の転出により効果は以前より少なくなっています。また、他の路線でキハ120形で使用しているため、津山線のキハ120形の使用はわずか3往復です(2025年3月15日ダイヤ改正時点)2025年4月1日時点でのキハ120形の所属数は、16両となっています。

 キハ120形を使えないことにより、以前より時間短縮効果は低下しています。

八高線のキハ110形に注目した理由

 八高線のキハ110形は、21両あり、津山線のキハ40形・キハ47形の必要数は21両あり廃線の決定した新山口のキハ120形を2本程度追加配備することによりすべてまかなうことが可能です。なお、津山線のキハ40形・キハ47形の運用は、以下のページを参考にしました。

リンク:後藤総岡山気動車支所キハ40形運用表 [24.3.16改正] | tc205-37のブログ

 八高線のキハ110形に注目したのは、今年度の下期に置き換えが発表されているためです。岡山地区は、吉備線のLRT化問題もありキハ40形・47形を1990年代に製作されたキハ110形で一時的に置き換えようという考えです。

 キハ120形がらみの記事です。

まとめ

 津山線の高速化事業の効果を最大限生かすために、高崎にある八高線用のキハ110形を津山線で利用できないかと考えました。会社が違うのでシステム上の問題等あるとは思いますが、健闘してみる価値はあるのではないでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました