現在、「こだま」ごうとして活躍している新幹線の500系車両ですが、後継車両であるN700系の8両編成が2025年10月1日(水)に登場することが昨日のプレスリリースで発表されました。「のぞみ」のころからの500系のファンである私にとっては寂しい話題ですが時代の流れとして受け取るしかないと思っています。
N700 系8両編成化改造工事完了 ~第1編成の営業運転開始について~
JR西日本ホームページ
500系車両について

500系の誕生と最盛期
500系は、1997年(平成9年)3月22日のダイヤ改正で登場しました。当時は16両編成で「のぞみ」号用の車両として登場しました。時速300キロメートルで山陽新幹線区間を走行する性能を持ち、東海道山陽新幹線の所要時間を短縮することができました。
また、山陰と岡山を結ぶ伯備線では、500系「のぞみ」併せて「スーパーやくも」が運行され山陰地区への時間短縮にも貢献しました。2時間に1本設定され700系と交互に「のぞみ」として活躍しました。独特の形状は、鉄道ファンのみならず一般の利用者の方にも人気がありました。
しかしながら、その独特の形状うえ、1号車および16号車の先端部に乗降用ドアがないこと、および乗車定員の違いから東海道新幹線では使いにくいということで「のぞみ」の運用から外れてしまうことになりました。そして、2010年(平成22年)2月28日に「のぞみ」号から完全に引退してしまうことになります。
昔あった4両編成の「こだま」が復活さるかどうか検討した記事を過去に書いたことがるので紹介しておきます。
現在の500系
現在は、16両編成から8両編成に短縮化され2008年12月1日から、「こだま」号の運用についています。4編成が在籍しており、2027年を目途に引退する予定となっています。
500系は、「こだま」としての運行時は、ラッピング車両としてイベント用に使われた車両としても有名です。次の4回ラッピング車両として運行しました。
- 「カンセンジャーラッピング新幹線」
- 「プラレールカー」
- 「500 TYPE EVA」
- 「ハローキティ新幹線」
私も、「500 TYPE EVA」と「ハローキティ新幹線」には乗車に行きました。
N700系の仕様について
500系の後継車として「こだま」の運用につくN700系車両ですが「こだま」に転用される際に次の改良工事を行われいます。
- 16両編成→8両編成へ短編成化
- 7号車に車いす座席を4席設定
- 4号車~6号車(主に指定席となる車両)を2+2座席に交換
まとめ
JR西日本は、500系「こだま」に代わる車両として「N700系」を8両編成に短縮化し10月1日(水)から運行することを発表しました。2027年まではまだ1年半ほどありますが、500系に乗りたい方・写真に撮りたい方は混雑する前に行動をした方がいいかもしれません。