宇野線(茶屋町駅~宇野駅)で、瀬戸内国際芸術祭2025に向けて、2往復の臨時列車を設定してデータイムにおいても1時間あたり1本の列車を運行しています。しかし、瀬戸内国際芸術祭2025は11月9日(日)に終了しますが、臨時列車の運行は11月30日(日)までとなっています。このことより来年のダイヤ改正で定期列車に昇格され増便となるのではないでしょうか。
「瀬戸内国際芸術祭2025」へは、宇野みなと線でお越しください
JR西日本ホームページ
宇野線臨時列車
時刻
下り | 茶屋町 | 宇野 |
普通 | 9:35 | 10:02 |
普通 | 13:11 | 13:35 |
上り | 宇野 | 茶屋町 |
普通 | 8:58 | 9:27 |
普通 | 12:41 | 13:04 |
運転日
最新の時刻表では、11月30日(日)まで毎日運転の臨時列車となっています。この列車が無くなるとデータイムの列車が、1時間間隔となる時間帯と2時間間隔となる時間帯が出てくるため、11月9日(日)に終了する瀬戸内国際芸術祭2025閉会後も運行するものと思われます。
そのため、来年のダイヤ改正までは臨時列車として運行されるものと思われます。その後については、2023年度のダイヤ改正した際の1時間30分間隔に戻すか、定期列車化するかのどちらかだと思われますが、私は定期列車化すると思います。
定期列車に昇格する理由
宇野線(茶屋町駅~宇野駅)間の利用が伸びている
宇野線(茶屋町駅~宇野駅間)の輸送密度は2023年度が3,816であり、2024年度が3,879とわずかではありますが伸びていることが理由の一つです。また、輸送密度が同程度の津山線(2024年度 3,310)でのデータイムの列車間隔をみても2時間も開いていることはないため、列車本数の均衡を保つため2本の臨時列車については定期列車に昇格させると考えています。
競合する両備バスの存在
岡山駅と宇野駅の間には、両備バスが路線バス(特急)を運行させています。
リンク:路線バス時刻・運賃 | 両備バス 路線(両備バスホームページ)
こちらは、所要時間が約1時間(宇野線は約50分)と十分に勝負になる時間で設定されており、車内設備も充実しています。また、茶屋町駅での乗り換えが不要であるため宇野線にとっては十分脅威になり得る存在です。本数についても1時間あたり1~2本あり、こちらも宇野線より多くなっています。
料金についても、宇野線が590円に対し両備バスが700円となっていますが、両備バスはイオンモールへ乗り入れるためイオンモールまで岡山駅からバスで行くと宇野線は750円(バス料金160円)になり両備バスより高くなります。
これらの事情を考えると、JR西日本が宇野線を手放すようなことがない限りは臨時列車の廃止はよい方法だとは思えません。
まとめ
宇野線(茶屋町駅~宇野間)で、瀬戸内国際芸術祭2025のために設定した2往復の臨時列車は2026年のダイヤ改正で定期列車に昇格すると予想します。実際のところは、12月にならないと分かりませんが・・・。