JR東日本は、2025年11月26日のプレスリリースで、奥羽本線のいわゆる山形線の区間に新型車両のE723系5000番代を投入すると発表しました。現在、運行している701系5500番代および719系5000番代の車両を置き換えるものです。これにより、同区間でのセミクロスシート車の運行が終了します。
JR東日本ホームページ
山形線について
山形線の区間の経緯
山形線は、奥羽本線の一部で1992年7月1日に山形新幹線(福島駅~山形駅)が開業し、狭軌から標準軌に改軌されたときにその名前が付けられました。そして、1999年に山形新幹線が新庄まで延伸した際には、福島駅~新庄駅までの区間に延長されています。線路の幅(軌間)が異なるため他の在来線に車両の乗り入れはなく専用の車両を使って運用がされています。
使われている車両
- 701系5500番代
alt="" class="wp-image-1546"/>山形駅から新庄駅間で使用されています。標準軌用の車両で1999年に2両編成が9本投入されました。車内はロングシート仕様となっており長距離の移動には向きませんが所要時間は1時間30分程度なので十分に耐えられると思います。トイレはついているので安心です。
- 719系5000番代
alt="" class="wp-image-1547"/>山形線全区間で使用されています。701系5500番代と同じく標準軌用の車両で1991年に2両編成12本が投入されました。車内はセミクロスシートとなっています。こちらの車両もトイレがついています。
E723系5000番台について
スペック
| E723系5000番代 | 701系5500番代 | 719系5000番代 | |
| 編成 | 2両(1M1T) | 2両(1M1T) | 2両(1M1T) |
| 走行区間 | 福島~新庄 | 米沢~新庄 | 福島~新庄 |
| 定員 | 245 | 273 | 273 or 276 |
| 車体 | ステンレス | ステンレス | ステンレス |
| 車体長さ | 19.50m | 19.57m | |
| 車体幅 | 3.62m | 3.67m | |
| ドア | 3扉 | 3扉 | 3扉 |
| 座席 | ロングシート | セミクロスシート | |
| 最高速度 | 110km/h | 110km/h | 110km/h |
| 制御方式 | VVVF | VVVF | サイリスタ位相制御方式 |
| フリースペース | 2か所 | 1か所 | なし |
| トイレ | 1か所(洋式) | 1か所(洋式) | 1か所(和式) |
| 防犯カメラ | あり | なし | なし |
| ロングシート幅 | 470mm | 450mm | 430mm~450mm |
| 車両情報管理装置 | あり | なし | なし |
| 製造初年 | 2026年予定 | 1999年 | 1991年 |
気になったところなど
E721系5000番台は、最新の車両なので701系5500番代および719系5000番のいいとこどりをした上で最新の技術を取り入れた車両となっています。まず、気になったのは全席ロングシートという点ですが、シート幅も広くなっているのである程度は快適に過ごせるのではないでしょうか。ただ、定員が減っているということは利用者が減っていることでもあるのでしょうから松本車両センターのE127系100番代のような半分クロスシートの車両でもよかったような気がします。
他の点については、条件の良い方の車両に併せているか最新のしようとなっているので特に問題はなさそうです。ただ、上でも書いた通り定員が減っているのは山形線の苦しい状況を示しているのでしょう。
まとめ
山形線(奥羽本線 福島駅~新庄駅)で運行されている車両が2026年の秋をめどにE723系5000番台に置き変わります。ロングシートの車両ですが乗り心地等は改善されており、山形線の新しい顔として今後活躍するものと思います。

