肥薩線(吉松駅~隼人駅)2026年6月末頃復旧へ! 現在の肥薩線の状況は?

SL人吉 運転再開

 2025年11月27日のプレスリリースでJR九州は、2025年8月7日~9日の大雨の影響で不通となっている吉松駅~隼人駅の区間について2026年度6月末を目途に復旧させると発表しました。そこで、全線不通となっている肥薩線の現在の状況を見てみたと思います。

肥薩線(吉松~隼人間)2025年8月豪雨による不通区間の現状と今後について

JR九州ホームページ

肥薩線の現在の状況

肥薩線のデータ

 肥薩線は、鹿児島本線の八代駅(熊本県八代市)から日豊本線の隼人駅(鹿児島県霧島市)を結ぶ路線です。熊本県・宮崎県・鹿児島県の3県を通る路線となっています。一般的には、八代駅~人吉駅の間を川線、人吉駅~隼人駅の区間を山線と呼びます。川線と山線の内、八代駅~吉松駅の区間は2020年7月の豪雨(令和2年7月豪雨)で不通となり、山線の残りの部分の吉松駅~隼人駅の区間は2025年8月の豪雨で不通となっています。

  • 起点駅 八代駅(熊本県八代市)
  • 終点駅 隼人駅(鹿児島県霧島市)
  • 路線距離 124.2㎞
  • 駅数 28
  • 電化 全線非電化
  • 全線単線
  • 最高速度 時速85㎞
  • 軌間 1,067mm(狭軌)

 いわゆるローカル線と言われる路線です。私も、全線乗車したことがありますが朝夕の時間帯を除いては、利用者の大半が観光客が占めている状態でした。また、輸送密度が低く(2018年度:八代駅~人吉駅 455、人吉駅~吉松駅 106、吉松駅~隼人駅 656)となっており廃線の議論の対象となっています。そこに、二つの災害が追い打ちをかけて厳しい状況に置かれています。

八代駅~人吉駅

 令和2年7月豪雨で被災を受けて不通となっている区間です。現在は、タクシーによる代行輸送が行われています。ここの部分については、2024年3月に上下分離方式により復旧することで国と熊本県そしてJR九州で合意が成立しており、2033年を目途に運行が再開される予定となっています。

上限分離については、こちらも見てください。

復旧に際しては、瀬戸石駅・海路駅・那良口駅の3駅が廃駅となる予定です。

 この区間は、観光列車として特急「かわせみ・やませみ」3往復、「いさぶろう・しんぺい」1往復が運行されていました。復旧後どういう形となるのか注目されます。

人吉駅~吉松駅

 こちらも、令和2年7月豪雨で被災を受けた部分です。この区間についても2033年度の復旧を地元自体は目指して動いていますが、関係する県が熊本県・宮崎県・鹿児島県の3県に渡る事と利用が肥薩線の中で最も少ないこともあり現時点では、復旧についての合意はなされていません。

 この区間は、列車本数が5往復と肥薩線の中では最も少なく、その内2往復は観光列車「いさぶろう・しんぺい」2往復であり、復旧したとして経営がうまくいくのか心配される区間です。

吉松駅~隼人駅

 この区間は、肥薩線の中でも令和2年7月豪雨で被災しなかった部分ですが、2025年8月の豪雨で被災し不通となっています。被害がそこまで多くなかった事と肥薩線の中でも利用者が一番多い区間であったため、2026年6月を目途にJR九州が復旧させることが決まっています。

 私も、肥薩線は乗りとおしたことがありますがこの区間は、もともと鹿児島県の県庁所在地のある鹿児島市の鹿児島中央駅への特急列車「はやとの風」も運行していたぐらいで結構乗客が多かった印象があります。

まとめ

 肥薩線の現在の状況は、八代駅~人吉駅が2033年・人吉駅から吉松駅が協議中・吉松駅~隼人駅が2026年6月に復旧の予定となっています。旧鹿児島本線が第三セクター「肥薩おれんじ鉄道」になったことにより普通列車による九州一周のためには必ず通らないといけない路線の肥薩線ですが今後の動きに注目する必要がありそうです。

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