最近、2026年度のダイヤ改正において京阪神の新快速の1時間に4本→2本への減便・加古川折り返しといった記事を目にします。これらの事が来年のダイヤ改正で起こるのか見てみたいと思います。なお、JRグループのダイヤ改正のプレスリリースは12月12日(金)もしくは19日(金)に発表されると思いますのでその時に明らかになるでしょう。
新快速減便について
新快速減便の根拠について
新快速は、2016年のダイヤ改正において、姫路より西の区間で利用実態に応じて昼間の時間帯に乗り入れが廃止されました。また、2022年のダイヤ改正では、同様の理由で米原駅~草津駅間で毎時1本減便されています。これらの区間のみの利用実態についてはJR西日本から公表されていませんが収益を見た場合に問題となる数字だったのでしょう。
私も、この区間は、神戸・大阪方面へ新幹線を使わずに行き場合に新快速を利用しますが確かに昼間の時間帯の利用者数はあまり多くはありませんでした。ただし、加古川駅~姫路駅間については若干の座席の空白が見える程度で問題になるような利用者数とは感じませんでした。
この区間の輸送密度と他の区間に輸送密度が分かるデータが公表されていないため、コロナ前の2018年度とコロナ後の2024年度の数値で比べてみると2018年度が神戸駅~姫路駅間で201,523 2024年度が190,194(2018年度は神戸駅~姫路駅と和田岬線との平均数)となっており約1割減っていますが本数を1時間あたり1本もしくは2本減らすような減少幅ではないようです。
私の考えでは・・・
2018年度と2024年度との値を比較して10%程度しか輸送密度が落ちていないこと・姫路駅の利用者数が多いこと・姫路駅は相生、播州赤穂駅との接続駅であることを考慮すると今の時点では減便はないのではないかと思います。また、快速列車が加古川駅折り返しの際に隣の宝殿駅まで回送してから折り返していますが、新快速で同じことをした場合線路容量的にも問題があるように思います。したがって、2026年度のダイヤ改正では減便はないが将来的にはあるうるというのが現時点での考えです。あと少しすれば答えは公表されますが・・・。
ちなみに土曜日曜日は、播州赤穂16時06分の新快速は姫路駅で乗り換えとなっています。
まとめ
減便の噂のある新快速の加古川駅~姫路駅の区間ですが、2026年度のダイヤ改正では減便はないと予想します。ただし一鉄道ファンの予想でしかなく新快速の輸送人員がコロナ前の水準で既に問題となっていて減便されていないのであればもしかしたら減便されることもあるかと思います。


