JR西日本が所有し加古川線・小浜線で使用されている125系ですが、もし岡山支社へ転属となった場合にはどういう変化があるのでしょうか。今回は、125系が岡山に転属した場合に予想される4つの変化についての記事を書いてみたいと思います。
岡山へ125系が転属したら・・・
伯備線(総社駅~新見駅)
まず最初に考えられるのは、伯備線の総社駅~新見駅間のデータータイムでの運用です。備中高梁駅~新見駅間の2024年度の輸送密度は、4,376(「やくも」利用者を含む)となっています。倉敷駅~備中高梁駅の数値は9,443(「やくも」利用者を含む)ですが、総社駅~備中高梁駅間は公開されていません。
しかし、伯備線の総社駅以北では、地元の人間的に見ても利用者が少なくデータイムであれば1両での運転でも利用者を運ぶことは可能でしょう。227系「Urara」・115系G編成・213系を置き換えての運用があるかもしれません。
また、以前には新見駅以北の部分についても考えた記事を載せたこともあります。
赤穂線(長船駅~播州赤穂駅)
この区間は、2024年度から利用の少ない区間としてJR西日本が路線の収支を発表するようになりました。
2024年度の輸送密度1,687と乗車した時の感じからここも1両編成でも時間帯によっては大丈夫だと思います。一つ問題があるとすれば、岡山駅~長船駅間の部分をどうするかがあると思います。特に、岡山駅から西大寺駅間は利用者が多いため1両編成は厳しいのではないでしょうか。
宇野線(茶屋町駅~宇野関)
宇野線の末端区間です。2024年度の輸送密度は、茶屋町駅~宇野駅間で3,879です。ここの区間は、以前は123系1両で走っていた時期もあります。
そのあたりの事情と実際に乗車した時の感覚では125系1両でも利用者を運ぶことはできそうですので可能性はありそうです。ただ、利用者の一部の方は着席できないと思いますが・・・。
福塩線(福山駅~府中駅)
最後は、福塩線の電化区間である福山駅~府中駅の区間です。2024年度の輸送密度は6,310です。ここの区間は、一番利用者の多い福山駅~神辺駅間で井原鉄道のIRT355での1両編成で運用されている列車が2往復あります。その内1本は夕方のラッシュ時の運用となっています。それを考えれば125系の単行での運行は可能でしょう。
まとめ
以上が、岡山・福山地区に125系が転属してきたときにおこるであろう変化です。実際には加古川線が廃線となるか小浜線に227系が投入されない限り起こらないとは思いますが、もしもそうなった場合いには4つの路線での運行が予想されます。




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