時は遡る事27年、平成11年1月11日11時11分という1が9個並ぶ日に井原鉄道は運行を開始しました。岡山県総社市の総社駅と広島県福山市神辺駅とを結ぶこの路線は、現在苦戦をしながらも営業を続けています。2026年は開業27周年ということで1日500円の乗り放題きっぷが販売されます。
井原鉄道ホームページ
はじめに
平成11年(1999年)1月11日11時11分。
「1」が9個並ぶという、鉄道史的にも珍しい日と時間に開業した井原鉄道井原線。
その井原鉄道が、2026年1月11日で開業27周年を迎えます。
これを記念し、1日限定で全線が乗り放題になる特別きっぷが発売されることになりました。
開業27周年を記念した乗り放題きっぷについて
27周年記念「井原線1日乗り放題きっぷ」
- 利用日 2026年1月11日(日)
- 価格 おとな500円 こども300円
- 有効範囲 井原鉄道全線(総社駅~清音駅間は井原鉄道の列車のみ利用可能)
通常、井原鉄道の1日乗り放題きっぷは土休日限定・大人1,400円です。それを考えると、500円という価格は破格と言ってよいのではないでしょうか。
なぜ「1が9個並ぶ奇跡」なのか
井原鉄道の開業日は平成11年(1999年)1月11日11時11分です。
和暦・月・日すべてに「1」が並び、合計で9個の「1」が並ぶことから、当時は全国的に「奇跡の開業日」とも話題になりました。その日から数えて、2026年でちょうど27年です。今回の記念きっぷは、井原鉄道の歴史を知るファンにとっても意味のある企画ではないでしょうか。
岡山側から見た井原鉄道27周年の意義
井原鉄道は、
- 伯備線・福塩線・井原線沿線の通勤・通学輸送
- 観光路線としての役割
- JR線と地方鉄道をつなぐ存在
といった点で、岡山県西部・広島県東部の交通を静かに支え続けてきた鉄道です。
派手な話題が多い路線ではありませんが、こうした節目ごとにしっかりと記念企画を行う姿勢は、
地方鉄道として非常に堅実だと感じます。
鉄道ファン・乗り鉄にとっての注目ポイント
- 普段あまり乗らない区間を気軽に往復できる
- 神辺・清音でJR線と絡めた“乗り継ぎ旅”がしやすい
- 冬の矢掛・井原散策と相性が良い
「500円なら、とりあえず乗ってみるか」そう思わせる価格設定は、利用促進としても非常にうまい一手だと思います。
まとめ
「1が9個並んだ日」に生まれた井原鉄道が、27年後も変わらず地域を走り続けている。
2026年1月11日は、ただ安いきっぷの日ではなく、井原鉄道の歩みを振り返る1日になりそうです。
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