経営が苦しく廃線の可能性が強くなってきている和歌山県の紀州鉄道ですが、2025年12月20日の発表によると2026年1月31日まで踏切故障により紀伊御坊駅 – 西御坊駅間が運休となっています。残りの部分についても2026年度中の廃線の可能性が高くなっていますがこの先どうなるのでしょうか。
現状:紀州鉄道(御坊〜西御坊 2.7km)の危機
**紀州鉄道(キテツ)**は、和歌山県御坊市のJR御坊駅から西御坊駅までを結ぶ全長約2.7kmの極めて短い私鉄ローカル線です。かつては日高川まで延びていたものの現在はこの区間のみ運行。歴史は長く、地域の移動手段として、また鉄道ファンにも「日本最短クラスのローカル線」として知られています。
しかし、深刻な経営赤字と親会社方針の転換により、2026年中に廃線の可能性が複数メディアで報じられており、自治体・県議会でも存続策の議論が始まっています。
鉄道ファン目線で考える「廃線回避の策」
1. 地元自治体・県の支援協議を活性化する
現状
和歌山県知事や御坊市長も存続についての協議参加を示唆しており、自治体レベルでの支援策検討が始まっています。
鉄道ファン視点の提案
- 沿線自治体による補助金制度の創設(運営費補填)
- 地域公共交通計画への明確な位置付け(住民生活の基盤としての価値強調)
- 県・市をまたいだ広域交通戦略への組み込み
「赤字を単独で縮小する」のではなく、公共交通としての役割を評価し、地域交通ネットワークとして補助する理由づけを強化する形での存続が望ましいと思われます。
2. 利用者増加のための「魅力化・沿線活性化施策」
小規模な魅力をどう伸ばすかが鍵です:
観光・鉄道ファン向けコンテンツの強化
- 「日本最短ローカル線乗り鉄旅」としてのプロモーション
- 車両撮影会、イベント列車、鉄道写真スポットの沿線紹介
- 鉄道グッズ・スタンプラリー企画
沿線観光と連携
- 御坊市中心部の観光とセットでの周遊モデルプラン
- 地元飲食・商店とコラボした乗車割引クーポン
SNS・鉄道ブログでの発信強化
鉄道ブログ界隈では「訪れる価値のある体験としての紀州鉄道」を発信していくことで、鉄道愛好家層を中心に認知を広げる効果も期待できます。
3. 経営スタイルの再構築(上下分離・第三者継承など)
考えられるモデル:
🔹 上下分離方式
- 地元自治体が施設を保有し、鉄道会社は運行だけ担う方式(地方線で試みられるケースあり)
- 鉄道資産保全と運行コストの分離によって、収益負担軽減につながる可能性があります。
🔹 第三者(企業・NPO)による経営承継・M&A
- 観光事業者、地域企業、鉄道保存団体との協業による経営基盤強化案
- 特定の自治体・企業が主体となって事業を引き継ぎ、地域振興と結びつける
4. 路線価値・文化保存としての位置付け強化
紀州鉄道は歴史的にも文化的価値を持つ路線です。
「地域の歴史資産」「ローカル鉄道文化」としての価値を訴求することで、保存活動としての意味合いを強調することも有効です。
ブロガー目線では、沿線の歴史や背景を丁寧に掘り下げて読者に伝えることで、「単なる移動手段ではなく“体験価値のある路線”」としてのファンづくりにつながります。
まとめ
紀州鉄道存続については、厳しい状況にありますが存続させる方法が全くないわけではありません。現在のように鉄道会社が100%赤字を負担する形は難しいと思いますが、地元の負担に承諾することで存続は可能となるでしょう。そこには多くの人たちの賛成が必要になるのではないでしょうか。

