運転手不足が深刻…わたらせ渓谷鐵道が早朝・夜間列車を運休へ(2026年3月20日~)

わたらせ渓谷鉄道(大間々駅) 第三セクター

JR東日本の「足尾線」から第三セクターへ転換された「わたらせ渓谷線」を運営する「わたらせ渓谷鐵道」は、2026年3月20日(金・祝)から大間々駅~間藤駅間で早朝・夜間の列車4本を運休することを発表しました。理由は、運転手不足によるものです。なお、元通りのダイヤに戻る時期については不明としています。

詳しくはこちら(PDF)

わたらせ渓谷鐵道ホームページ

大間々~間藤間で早朝・夜間の列車を運休

今回の運休は、主に 大間々駅 ~ 間藤駅 間で運行されている列車が対象です。

早朝と夜間の利用の比較的少ない時間帯の列車が中心となっています。

運休となる列車

・足尾 5:29発 → 間藤行き
・間藤 5:37発 → 大間々行き
・桐生 19:56発 → 大間々20:13発 → 間藤21:21着
 ※大間々~間藤間を運休
・間藤 21:26発 → 足尾行き

このうち、桐生発の列車は 大間々駅までは運転されますが、その先の区間が運休となるため注意が必要です。


旧国鉄足尾線を引き継いだローカル線

わたらせ渓谷鐵道は、群馬県桐生市の 桐生駅 から栃木県日光市の 間藤駅 までを結ぶローカル線で、全長は約44km。

この路線は、かつての 足尾線 を引き継ぐ形で1989年に第三セクターとして開業しました。

沿線には渡良瀬川の渓谷美が広がり、紅葉シーズンなどには観光客も多く訪れる路線として知られています。

また、観光列車として人気の

  • トロッコわたらせ渓谷号

も運行されており、全国の鉄道ファンや観光客に親しまれています。


全国で問題となる運転士不足

今回の列車運休の理由は、運転士不足です。

地方鉄道では近年、次のような要因により人材確保が難しくなっています。

・運転士の高齢化
・若年層の採用難
・地方人口の減少
・鉄道会社の経営規模の小ささ

特に第三セクター鉄道では、運転士を養成するための費用や人材確保が大きな課題となっています。

そのため、全国各地のローカル鉄道で

  • 列車の減便
  • ダイヤ見直し
  • 区間運休

などの対応が行われるケースが増えています。


利用者は最新の時刻表の確認を

今回の運休は 2026年3月20日から当面の間 実施される予定です。

早朝と夜間の列車が中心とはいえ、通勤・通学など日常利用に影響が出る可能性もあります。

利用する際は、公式ホームページなどで最新の時刻表を確認することが重要です。

地方ローカル線は地域の重要な交通インフラでもあります。
今回の運転士不足による運休は、地方鉄道が直面する人材不足という深刻な課題を改めて浮き彫りにした出来事と言えそうです。

タイトルとURLをコピーしました