2025年12月13日に、JRグループは2026年度ダイヤ改正を発表しました。しかし、JR四国からの発表はありませんでした。これは、2025年度のダイヤ改正が効果があり今回は改正する内容がなかったためだと思われます。そこでJR四国の2025年度ダイヤ改正を振り返ってみたいと思います。
2025年度ダイヤ改正:どこが評価されている?
1. パターンダイヤ導入・拡大で利便性向上
JR四国は2025年3月15日の改正で、複数路線で「パターンダイヤ」(一定の間隔で発車するダイヤ)を導入・拡大し、わかりやすく利用しやすい時刻体系を目指しました。予讃線、土讃線、高徳線、牟岐線などで日中のリズムが統一され、従来より利用しやすくなっています。
2. 特急主要列車の時刻パターン化
「南風」「宇和海」といった特急列車でも昼間の発車時刻の統一が進み、待ち時間の読みやすさが向上しました。
3. 日常利用者にとっての分かりやすさ改善
地元利用者にとっては、発車時刻のリズム化によって「何時何分発」という感覚が把握しやすくなったという声もあります(特に普通列車中心の利用者)。
しかし、一方で利用者からの評価が分かれる点も
1. 特急列車の削減・廃止
「むろと」(牟岐線の特急)や「しまんと」「うずしお」の岡山乗り入れ区間などが廃止・縮小され、これを残念がる声が強いです。現実には特急列車の本数削減や運行体系の見直しも行われ、利便性の面で厳しい評価が出ています。
2. 利用減少の問題
四国エリア全体で利用者数の減少が続く中、パターンダイヤ導入は理解しやすさの向上策ですが、根本的な利用者増には結びつきにくいという指摘があります。実際、普通列車や特急での減便があるため「利便性は改善したがサービス量は減った」という評価もあります。
3. 観光利用者への影響
JR四国管内は観光列車としても多くの人気を持つ区間がありますが、特急の運行体系見直しで観光客が利用しづらくなったという意見もあります。具体例としては直通特急の廃止等です。
2026年度は「ダイヤ改正なし」
JR四国は2026年3月のダイヤ改正を行わないと発表され、これが鉄道界で注目されています。理由としては:
- 2025年度のパターンダイヤ導入の効果を見極めたい
- 岡山方面との接続が大きく変わらない
- 輸送体系として大きな見直しの余地が少ない
としており、**2015年以来約11年ぶりの“改正なし”**になるとのことです。
これは評価としては両面あります:
✔️ 利用状況を丁寧に検証する慎重な姿勢
✔️ 無理に改正をして混乱を招かない判断
✖️ 改正で改善してほしいという期待がある利用者には物足りない
✖️ 周辺他社(JR各社)が大きく動く中で停滞している印象になる可能性
📌 まとめ:自信作と言えるのか?
総じて「2025年度はJR四国にとって大きな改正」であり、一定のアピールポイントはあるものの、「自信作」と胸を張って言い切れるかは評価が分かれるというのが業界・利用者分析のスタンスです。
- 利便性の明確化やパターンダイヤ導入は評価できる
- しかし減便や特急削減など利用者にとってマイナスの面もあり、完全な好評価には結びつきにくいという見方が多いです。
そして2026年度のダイヤ改正無しという判断は、「改善点の検証期間」と見る向きもあり、次の大きな改革に繋げるための準備期間とも受け取れます。

