227系山口地区で2026年度より運行開始! その名は「Kizashi」・シンボルカラーは、黒×金

新山口駅 車両

 JR西日本は、10月30日のプレスリリースにて、山口地区に新たに227系を投入すると発表しました。2026年度から山陽本線へ投入されます。シンボルカラーは、黒×金色となっており車両イメージからは重厚感が伝わってきます。車両数は2両編成3本と、3両編成6本の24両が予定されていますが、順次追加されるものと思われます。

山陽本線(山口エリア)への新しい車両の導入について

JR西日本ホームページ

新型車両について

導入される新しい車両

岡山エリアで運転中の227系近郊形直流電車をベースとした新しい車両

 とありますので、車両としては岡山地区に投入された227系「Urara」と同様の車両が投入されるようです。利用者にとって一番気になる座席についてですが、写真を見る限りは岡山地区と同じように座席が1列少ない4列になってます。また、写真では確認できませんでしたが、車端部はロングシート仕様となっていると思います。今後のJR西日本の転換クロスシート車はこの使用が標準となるようです。

導入時期、線区

 2026年度以降、山陽本線の車両を順次置き換える形で投入されるようです。宇部線・小野田線については、明記されていませんので不明ですが投入されず別の車両となるのではないかと私は想像しています。

車両デザイン

 デザインについては、私は得意分野ではないのでプレスリリースを見てください。下手な説明よりはその方がいいと思います。

デザインコンセプト 「維新の陽光」(いしんのようこう)

「維新の陽光」とは、ドラスティックに物事が変わる山口の夜明け前のDNA:維新の
イメージを夜明け前の漆黒と差し込む光の金色で表現しています。黒×金色のシンボル
カラーにより、沿線の幻想的な光(秋芳洞/錦帯橋のライトアップ/周南の夜景)、SL
やまぐち号にも通じる重厚な品格を表現しています。

 正直な所、イメージをみて感じたのは重厚さでした。岡山地区の「Urara」については、「サンライナー」を想像させるところがあり感動しましたが、こちらは正反対ですが「山口」のイメージが何も言わずに伝わってくるという素晴らしい出来だと思います。

車両愛称名 「Kizashi」(きざし)

古語において「山口」という言葉は、「物事の始まり」や「前兆」を意味しました。
新しい車両の導入が、山口エリアに新たな変革をもたらしていくように、また人々の
暮らしや旅に良いことが起こっていくように、その「きざし」となる思いを込めて、
新しい車両の愛称を「Kizashi(きざし)」としました。

 227系は、車両に対する愛称を各地区において設定していますが山口地区は「Kizashi(きざし)」となりました。語感的には半濁音がはいっているので60点と言いたいところですが、数年したら恐らく定借していると思います。

シンボル・ロゴイメージ

 これもプレスリリースを見ていただいた方がいいと思います。公式では次のように表現されています。

新しく物事が起ころうとする「維新」のイメージをエネルギッシュな閃光と重ね合わせ
て表現しています。

 私も、同様の印象を受けましたので素晴らしいものだと思います。

新しい車両の主な特徴

 公式のホームページで確認したところ、岡山地区に投入された227系「Urara」と同様のスペックとなっているようです。安全性の向上が図られているようです。山口地区は115系の普通列車がワンマン運転されているため、それに準じた状態で車両製造所から出てくるものと思われます。

車両数

 プレスリリースには、2両が3本と3両6本の計24両となっていますが、これでは山口地区の115系を置き換えるには不足しますので追加の製造が2027年度以降も行われると思います。ただし、岡山・広島地区と同様に減車は避けられないでしょう。これを見る限りでは、宇部線・小野田線の105系および123系は別車両での置き換えがされるように思われます。

個人的に思ったところ

 227系の標準仕様が固まったといってよいと思います。今後、投入が予想される路線(播但線・加古川線・小浜線・舞鶴線)でもこの仕様となるのではないでしょうか。播但線については、ロングシートの可能性もありますが、227系の仕様であれば転換クロスシートでも対応できると個人的には思います。

 これで、中国地方の山陽本線は227系で統一の方向で動いていくと思いますが、中国地方も国鉄型車両が無くなることに寂しさを感じます。また、227系の投入により減車が行われ列車の混雑が問題となっており、将来の行方が気になる所ではあります。できれば、混乱の起こらないようにしてほしいと私個人は思っています。

まとめ

 山口地区に227系の新型車両「Kizashi」が2026年度から投入されます。金色と黒を基調とした素晴らしいデザインになっている車両です。一方で、227系投入により、減車が行われると思われますので新車投入により利便性が低下したなどということがないようにしてほしいところです。

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