富山地方鉄道は「みなし上下分離」・和歌山電鉄は「上下分離」での運行が決定!

たま駅長(先代) 路線の存廃

 経営の苦しい2つの私鉄の富山地方鉄道および和歌山電鉄ですが、前者は「みなし上下分離」で後者は「上下分離」で運行が継続することが決定しました。鉄道ファンとして将来が心配していた2つの会社の路線が継続されることが決定して安心しているところです。

上下分離について

「上下分離」とは

 鉄道におけるおける上下分離とは、列車の運行を担う主体(上)と鉄道インフラの維持管理を担う主体(下)を別の者とする仕組みのことを言います。外国の鉄道では当たり前の運行体制ですが、日本の鉄道では珍しい形となっています。岡山県で言えば、井原鉄道が「みなし上下分離」で運行されています。

「上下分離」と「みなし上下分離」との違い

  • 「上下分離」 自治体等が鉄道インフラの試算を保有し運営主体が借り受けて運行する方式
  • 「みなし上下分離」 自治体等が鉄道インフラの試算を保有せず費用負担のみをして運行する方式

 「上下分離」と「みなし上下分離」の違いですが、簡潔に言うと鉄道インフラを自治体等が保有するかどうかの違いとなります。保有するのが「上下分離」で保有しないで費用負担のみをするのが「みなし上下分離」となります。

今回の2社の場合は・・・

「富山地方鉄道」立山線

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 富山地方鉄道立山線は、「みなし上下分離」方式で2027年度以降運行されます。こちらは、自治体側の回答次第では廃線の危機であったため今回の決定については鉄道ファンとしてほっとするものがありました。同様に廃線の意向が富山地同鉄道から廃線の意向が伝えられている本線(滑川-宇奈月温泉間)については2025年11月29日に関係自治体からの意向が発表されることになっておりその動向が注目されます。

「和歌山電鉄」貴志川線

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 一方の、和歌山電鉄貴志川線は、「上下分離」方式で2028年度以降の運行が行われます。こちらも廃線予定だった路線を引き継いで運行されていた路線であり経営は困難であったため、これで将来が見えてきたといった感じです。なお、鉄道インフラについては関係する自治体で保有する形となる模様です。

まとめ

 今回、2つの路線でいわゆる「上下分離」方式で鉄道路線の維持が決定しました。富山地方鉄道立山線は「みなし上下分離」、和歌山電鉄貴志川線は「上下分離」です。鉄道運営については、少子高齢化・車社会への移行といった厳しい環境にありますが一つでも多くの路線がこの方式で救われることを鉄道ファンとしては望んでいきたいと思います。

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