岐阜県の長良川に沿って美濃太田駅~北濃間を結ぶ越美南線を運営する長良川鉄道は、2026年3月に新型気動車ナガラ600形を追加配備します。車窓の景気が素晴らしい路線ですが、今回投入される車両はロングシート車両となっています。
新型車両ナガラ600形603号車の導入について | 【公式】長良川鉄道株式会社(ながてつ)
長良川鉄道ホームページ
ナガラ600形の概要(判明分)
ナガラ600形は、ワンマン運転対応の新型気動車で、以下のような特徴が想定されています。
- 車両のバリアフリー化(車いすスペース設置など)
- 省エネルギー性能の向上
- 保守コスト低減を重視した設計
- ロングシート配置
日常利用を意識した仕様であることは理解できますが、観光路線としての魅力を考えると、もう一歩踏み込んだ工夫が欲しかったところです。
長良川鉄道といえば「景色」が最大の魅力
長良川鉄道は、美濃太田~北濃間を結び、
長良川に沿って走る区間では、四季折々の美しい景色を楽しめる路線です。
- 清流・長良川
- 山あいを縫うように走る区間
- 観光列車「ながら」の存在
こうした背景を考えると、進行方向を向いて座れるクロスシートや、景色を意識した座席配置の方が、路線の魅力をより引き出せたのではないでしょうか。
ロングシートは合理的だが、観光路線には不向き?
ロングシートは、
- 乗降がしやすい
- 通勤・通学利用に向く
- 定員を確保しやすい
といったメリットがあります。
一方で、
- 景色を楽しみにくい
- 長時間乗車では疲れやすい
- 「旅情」が感じにくい
というデメリットもあります。
長良川鉄道のような路線では、この欠点がより目立ってしまいます。
今後に期待したいこと
ナガラ600形が投入されることで、輸送の安定性は確実に向上するはずです。
その一方で、
- 一部車両での観光向け改造
- 座席配置の工夫
- 観光列車「ながら」との役割分担の明確化
など、“乗って楽しい鉄道”としての進化も期待したいところです。
実用性を取るか、旅の魅力を取るか――
地方鉄道の難しさを感じさせる新型車両導入となりそうです。

