福井県大野市の山あいにある、九頭竜湖駅。
JR越美北線の終着駅として、長い間多くの鉄道ファンや旅人を迎えてきた駅です。
その九頭竜湖駅で、2026年3月31日をもって手売りの乗車券窓口が終了することが伝えられました。
駅がなくなるわけではありませんが、ひとつの時代が静かに区切られるような、そんな知らせです。
JR越美北線で唯一…九頭竜湖駅の手売り窓口販売3月で終了 レアなチケット求め福井県内外から鉄道ファン続々 | 社会 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE
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越美北線で、最後まで残っていた窓口
九頭竜湖駅は、越美北線の中で唯一、対面で切符を買うことができた駅でした。
窓口業務は「道の駅九頭竜」が受託し、列車の発車前には駅員さんが窓口に立ち、切符を手渡してくれる——
今では少し珍しくなった、あたたかい光景が残っていました。
最近は多くのローカル線で無人化や車内精算が進んでいますが、
九頭竜湖駅は「終着駅らしさ」を最後まで感じられる存在だったと言えるかもしれません。
「終点で切符を買う」体験ができる駅
九頭竜湖駅が鉄道ファンに親しまれてきた理由は、景色や路線だけではありません。
- 列車を降りると、そこが“線路の終わり”
- 山に囲まれた静かな空気
- 発車までの時間がゆっくり流れるホーム
そして、
終着駅の窓口で切符を買う、という体験。
それ自体が、旅の思い出の一部になっていた方も多いのではないでしょうか。
4月以降は車内精算に
alt="越美北線(九頭竜湖線)キハ120形" class="wp-image-4677"/>窓口終了後も、九頭竜湖駅への列車運行はこれまで通り続きます。
ただし、乗車券は列車内での精算となり、駅で切符を買うことはできなくなります。
駅舎やホームはそのまま残りますが、
「人がいて、声を交わし、切符を受け取る」という風景は、
3月末で見納めとなります。
鉄道ファンの聖地が迎える、静かな変化
alt="JR越美北線 九頭竜湖駅" class="wp-image-4678"/>大きなセレモニーがあるわけでもなく、
ダイヤが変わるわけでもありません。
それでも、
九頭竜湖駅の窓口終了は、
ローカル線の旅が少しずつ姿を変えていくことを感じさせてくれます。
これから訪れる方は、
「ここが終点なんだな」と、少し立ち止まって駅を眺めてみるのも良さそうです。
ひとこと
ローカル線の魅力は、列車だけでなく駅そのものにもあります。
九頭竜湖駅の窓口が担ってきた役割は小さくありません。
この春、ひとつの節目を迎える終着駅を、そっと見送りたいですね。
岡山県のお隣の伯備線「根雨駅」が2026年3月20日をもって無人駅となりました。
JRではありませんが、銚子電鉄の終着駅「外川駅」も駅が休業となります。



