かささぎの自由席が最大2,000円割引になるデジタルきっぷ「かささぎでGo!デジタルきっぷ」が期間限定で販売

JR九州885系 JR九州

JR九州は、長崎本線を走る特急「かささぎ」をお得に利用できる「かささぎでGo!デジタルきっぷ」を2026年10月20日から期間限定で発売します。

このきっぷは、JR線の往復乗車券と自由席特急券がセットになったデジタルきっぷです。博多駅と佐賀県内を結ぶ区間などが対象で、通常のきっぷと比べて最大2,000円安く利用できます。

今回は、「かささぎでGo!デジタルきっぷ」の発売期間や価格、利用する際の注意点を紹介します。

特急かささぎを便利でおトクに利用しよう!
「かささぎでGo!デジタルきっぷ」を発売します!

JR九州ホームページ

「かささぎでGo!デジタルきっぷ」は最大2,000円割引

今回発売される「かささぎでGo!デジタルきっぷ」は、JR線の往復乗車券と自由席特急券がセットになったきっぷです。

発売額は次のとおりです。

利用区間大人小児
博多~肥前鹿島・肥前浜(往復)4,260円(‐2,000円)2,120円(‐1,000円)
佐賀~肥前鹿島・肥前浜(往復)1,820円
(肥前鹿島 -1,000円 肥前浜 ‐1,200円)
900円
(肥前鹿島 ‐500円
肥前浜 -600円)

博多~肥前鹿島・肥前浜間は、大人が通常6,260円のところ4,260円となり、2,000円の割引です。小児も通常3,120円から2,120円となり、1,000円安くなります。

佐賀~肥前鹿島・肥前浜間も、大人は肥前鹿島からは2,820円が1,820円・肥前浜からは3,020円が1,820円となり、最大で1,200円の割引です。

※通常価格との比較はJR九州の発表に基づきます。

発売期間・利用期間は2027年1月まで

「かささぎでGo!デジタルきっぷ」の発売期間と利用期間は、次のとおりです。

  • 発売期間: 2026年10月20日(火)~2027年1月31日(日)
  • 利用期間: 2026年10月20日(火)~2027年2月1日(月)
  • 有効期間: 利用開始日から連続する2日間

購入できるのは、スマートフォン向けのおでかけアプリ「my route」内です。駅の窓口などでは購入できません。

また、発売枚数には限りがあり、予定枚数に達した場合は発売期間中でも販売を終了する場合があります。

指定席や新幹線は利用できないので注意

このきっぷを利用する際には、いくつか注意点があります。

まず、対象となるのは普通車自由席です。指定席を利用する場合は、別途、指定席特急券の購入が必要です。

また、九州新幹線には乗車できません。在来線の特急列車のほか、快速列車や普通列車の普通車自由席にも利用できます。

購入後はアプリ内で利用開始の操作を行い、表示されたQRコードなどを使って改札を通過します。利用方法や対応する改札機については、購入前に公式案内を確認しておきましょう。

西九州新幹線の開業で誕生した特急「かささぎ」

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カササギ

特急「かささぎ」は、2022年9月23日の西九州新幹線開業に伴い設定された列車です。

西九州新幹線の開業前は、博多駅と長崎駅を結ぶ特急「かもめ」が運転されていました。開業後は、博多駅から武雄温泉駅までを在来線特急「リレーかもめ」などで移動し、武雄温泉駅で西九州新幹線に乗り換える形に変わりました。

一方、長崎本線の肥前鹿島方面では、博多駅と肥前鹿島駅を結ぶ特急「かささぎ」が新たに設定されました。西九州新幹線の開業によって、博多方面への特急列車の役割が変わったことになります。

なお、長崎本線の江北駅(旧:肥前山口駅)~諫早駅の区間は、上下分離が行われ鉄道設備の所有がJR九州から佐賀・長崎鉄道管理センターに変わりました。また、肥前浜駅~長崎駅間については電化設備が撤去され非電化区間となっています。

利用状況を受けて2026年3月に減便

特急「かささぎ」は、運行開始後も一定の本数が維持されてきましたが、利用状況が課題となっていました。

JR九州は2025年11月、利用が少ない列車を中心に減便する方向で検討していることを明らかにしました。当時、JR九州は「かささぎ」の利用者数を1日あたり約300人、1列車あたり20人強と説明しています。

その後、2026年3月14日のダイヤ改正で、博多駅~肥前鹿島駅間の「かささぎ」は上下合わせて1日14本から10本に減便されました。

ただし、肥前鹿島方面の列車がすべて減ったわけではありません。普通列車の増発や運転区間の延長、江北駅で接続する特急列車の停車なども行われています。

今回の「かささぎでGo!デジタルきっぷ」は、JR九州に加えて鹿島市とさがMaaS事業実行委員会が連携して発売するものです。通常よりもお得に利用できるきっぷを用意することで、日常生活や旅行での「かささぎ」の利用を促す狙いがあると考えられます。

長崎本線の地域交通を考えるうえで気になる動き

長崎本線の肥前鹿島~肥前大浦間では、列車の本数が少なく、日中に長時間列車が運転されない時間帯もあります。

この区間では、JRの通学定期券を持つ学生が、祐徳バス太良線を定額200円で利用できる「モーダルミックス」の実証実験も行われています。鉄道とバスを組み合わせることで、通学などの日常的な移動を確保しようという取り組みです。

今回の「かささぎでGo!デジタルきっぷ」は、特急列車をお得に利用できるようにする取り組みですが、長崎本線沿線では、特急の利用促進だけでなく、地域の生活交通をどう確保していくかも課題となっています。

長崎本線の列車本数やバスとの連携については、こちらの記事でも紹介しています。

鹿島市では、Instagramで写真・動画を募集

長崎本線の駅が4つ(肥前鹿島駅・肥前浜駅・肥前七浦駅・肥前飯田駅)ある佐賀県鹿島市では、「かささぎ」の利用増加を図るためInstagramで写真・動画を募集しています。

当選者には、オリジナルグッズが当たりますので「かささぎ」を利用する機会があった時は、応募してみるものいいかもしれません。

詳しくは、鹿島市のホームページをご覧ください。

リンク:かささぎでGo!キャンペーン | 鹿島市[佐賀県]

特急「かささぎ」を利用した佐賀県へのお出かけに

特急「かささぎ」は、博多方面と佐賀県内を結ぶ列車です。

今回のデジタルきっぷは、博多から肥前鹿島・肥前浜方面へ往復する場合などに、通常よりもお得に利用できる商品となっています。

特に博多発着では大人2,000円の割引となるため、自由席を利用して佐賀県内へ出かける人にとって、選択肢のひとつになりそうです。

一方で、利用できる区間や座席、購入方法には条件があります。利用を考えている人は、発売期間や利用条件を確認したうえで購入するとよさそうです。

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