JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線・大阪環状線・大和路線で10月3日より「うれし―ト」設定列車が拡大

10月3日から「うれし―ト」の設定が増える大和路快速221系 JR西日本

JR西日本は、有料着席サービス「うれしート」の設定列車を2026年10月3日(土)から大幅に増やします。

今回対象となるのは、琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線の快速と、大和路線・大阪環状線の大和路快速区間快速です。

現在も「うれしート」が設定されていますが、10月3日からは平日・土休日ともに設定列車が大幅に増加。これまで設定されていなかった時間帯にも利用できるようになります。

「うれしート」設定列車を大幅に増やします
~琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線、大和路線・大阪環状線~

JR西日本ホームページ

「うれしート」とは?

「うれしート」は、快速列車などの一部に有料エリアを設け、そのエリア内の座席を指定席として利用できるJR西日本の有料着席サービスです。

指定席券を持っている人だけが利用できるため、混雑する時間帯でも座って移動したい場合に便利なサービスとなっています。

サービス設定時には、有料エリアと一般の座席を分かりやすく区別するため、車内に「のれん」が設置されます。

なお、座席は転換クロスシートを使用するため、車両によって座席数や配置が異なります。また、一部の座席は進行方向と逆向きに固定されている場合があります。

琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線の快速で大幅拡大

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223系で運行されるJR神戸線快速列車

今回、最も注目したいのが琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線の快速です。

サービス提供区間は、

網干・姫路方面~野洲・米原方面

および

米原・野洲方面~姫路・網干方面

となります。

上り方向では、平日の設定本数が現在の33本から56本へ増加。土休日は26本から55本となります。

下り方向では、平日が27本から55本、土休日が30本から58本に増加します。

琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線「うれしート」設定本数

方向平日土休日
網干・姫路→野洲・米原33本→56本26本→55本
米原・野洲→姫路・網干27本→55本30本→58本

これまで以上に多くの快速で「うれしート」を利用できるようになるため、長距離を移動する際の選択肢として使いやすくなりそうです。

特に姫路・網干方面から京都・滋賀方面まで乗り通す場合など、長い区間を座って移動したい人には注目の拡大といえるでしょう。

大和路線は「うれしート」が大幅増加

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221系大和路線(関西本線)快速列車

大和路線では、大和路快速・快速・区間快速が対象となります。

加茂・奈良方面からJR難波・寺田町方面へ向かう列車では、平日の設定本数が現在の21本から63本へ増加。

土休日も13本から64本へ増えます。

逆方向となる寺田町・JR難波方面から奈良・加茂方面では、平日が26本から61本、土休日が14本から66本となります。

大和路線「うれしート」設定本数

方向平日土休日
加茂・奈良→JR難波・寺田町21本→63本13本→64本
寺田町・JR難波→奈良・加茂26本→61本14本→66本

こちらも非常に大きな増加です。

特に土休日は、奈良方面への観光や大阪方面へのお出かけで大和路線を利用する人も多いため、座席を確保したい場合に「うれしート」を選びやすくなります。

大阪環状線でも土休日に「うれしート」を設定

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221系で運転される区間快速

大阪環状線では、大和路線から直通する列車のみが対象となります。

外回りは、寺田町~天王寺間を除く区間で設定され、平日は現在の3本から45本へ大幅増加。

土休日はこれまで設定がありませんでしたが、10月3日から54本に設定されます。

内回りも同様で、天王寺~寺田町間を除く区間で、平日は3本から38本へ増加。

土休日はこれまで「うれしート」の設定がありませんでしたが、10月3日から52本となります。

大阪環状線「うれしート」設定本数

方向平日土休日
外回り3本→45本設定なし→54本
内回り3本→38本設定なし→52本

大阪環状線で土休日にも「うれしート」が利用できるようになるのは、今回の拡大の大きなポイントです。

ただし、大阪環状線の対象は大和路線直通の大和路快速・区間快速です。

大阪環状線を走るすべての列車が「うれしート」になるわけではないため、利用する際には対象列車を確認しておきましょう。

また、寺田町~天王寺間はサービス提供区間から除外されています。

JR宝塚線では一部の「うれしート」を取りやめ

今回の発表では、設定列車の拡大だけでなく、一部サービスの終了も案内されています。

JR宝塚線の土休日では、現在「うれしート」が設定されているG丹波路快速730号について、10月3日から設定を取りやめます。

対象列車は、篠山口駅9時12分発、大阪駅10時19分着の列車です。

全体としては大幅な拡大となる一方、利用していた人はこの列車の変更に注意が必要です。

「座って移動したい」という人には利用しやすく

今回の変更によって、琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線の快速、大和路線の大和路快速・快速・区間快速では、「うれしート」を利用できる列車が大幅に増えます。

特に大阪環状線では、土休日にも外回り54本、内回り52本が設定されるため、これまでより利用できる機会が大きく増えます。

観光や買い物などで大阪・奈良間を移動する場合にも、指定席を利用して確実に座りたいという人にとって選択肢となりそうです。

一方で、「うれしート」は指定席券が必要です。利用する場合は、対象列車だけでなく指定席券の購入方法や料金も事前に確認しておきたいところです。

JR西日本では、2026年2月から有料着席サービスを「SUWALOCA(スワロカ)」というブランドにまとめて案内しています。「うれしート」もそのサービスの一つとして位置付けられています。

今回の拡大によって、通勤・通学だけでなく、休日のお出かけでも「指定席を取って座って移動する」という使い方がしやすくなりそうです。

秋の乗り放題パス・青春18きっぷとの組み合わせには注意

JR西日本の「うれし―ト」には、e5489で購入できるおトクなきっぷ「チケットレス指定席券(300円)」があります。このきっぷについては、企画乗車券(秋の乗り放題パス・青春18きっぷ等のお得なきっぷ)との併用が出来ません。

したがって、企画乗車券を使用する場合は紙の指定席券で乗車する必要があります(530円)。

10月3日から大幅に増える「うれしート」

今回の「うれしート」拡大をまとめると、次のようになります。

  • 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線の快速で設定本数を大幅増加
  • 大和路線の大和路快速・快速・区間快速で大幅増加
  • 大阪環状線の大和路線直通列車でも設定本数を大幅増加
  • 大阪環状線は土休日にも「うれしート」を設定
  • 平日・土休日ともに幅広い時間帯で利用可能に
  • JR宝塚線の土休日・G丹波路快速730号は設定を取りやめ

JR西日本によると、詳しい列車については2026年8月25日発売予定の「JR時刻表9月号」などで案内するとしています。

10月3日以降、関西エリアで「座って移動したい」という場合には、「うれしート」がこれまで以上に利用しやすくなります。

特に長距離を走る快速列車や、大阪~奈良間を結ぶ大和路線直通列車では、混雑を避けてゆったり移動したい人にとって便利な選択肢になりそうです。

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