JR九州は、鹿児島駅の開業125周年を記念して「鹿児島駅開業125周年記念乗車券」を発売します。発売枚数は125セット限定で、価格は2,525円です。
記念乗車券の紹介とあわせて、鹿児島駅と鹿児島本線・日豊本線の歴史について紹介してみたいと思います。
JR九州ホームページ
鹿児島駅開業125周年記念乗車券を発売
今回発売される記念乗車券は、鹿児島駅の開業125周年を記念したものです。
- 発売期間: 2026年10月25日10時~11月20日23時59分
- 発売数: 125セット限定
- 価格: 2,525円(税込・送料別)
- 鹿児島駅→鹿児島中央駅
- 鹿児島駅→仙巌園駅
- 発売場所: JR九州公式ECサイト「駅長おすすめのJQ MALL」
記念乗車券は、鹿児島駅から鹿児島中央駅までの片道乗車券と、鹿児島駅から仙巌園までの片道乗車券の2枚に、お守りと記念台紙が付いたセットです。乗車券の有効期間は2026年11月25日までとなっています。
きっぷの単品販売はなく、セット販売のみです。また、数量限定のため、予定数に達すると発売終了となります。
鹿児島駅に先に到達したのは現在の日豊本線のルート
鹿児島駅は1901年6月10日に開業しました。
現在の鹿児島駅には鹿児島本線と日豊本線が乗り入れていますが、開業当時の路線の成り立ちは、現在の路線名から想像するものとは少し異なります。
鹿児島駅に先に到達したのは、現在は日豊本線となっている国分駅(現在の隼人駅)方面からのルートでした。路線の名称は鹿児島線として開業しました。
そして、1909年11月21日に現在の肥薩線となっている八代・人吉方面から国分駅(現在の隼人駅)までの区間が開業し鹿児島線から鹿児島本線となります。
一方で、現在の鹿児島本線にあたる川内方面からは、1913年10月11日に東市来~鹿児島間が川内線として開業しました。12月15日には串木野~東市来間が開業しています。
翌年の1914年6月1日には、川内町駅(現在の川内駅)~串木野間が開通しました。
川内線は、1924年10月20日に川内本線に名称が変更されています。
その後、1927年10月17日に八代駅から海沿いを走る川内経由のルートが開業すると新しいルートが鹿児島本線となり、従来のルートは肥薩線と名称が変わりました。
さらに1932年12月6日には隼人~鹿児島間が肥薩線から日豊本線に名称が変更されています。
| 区間 | 1901年6月10日~ | 1909年11月21日~ | 1913年10月11日~ | 1927年10月17日~ | 1932年12月6日~ |
| 川内~鹿児島※ | なし | なし | 川内線 ☆ | 鹿児島本線 | 鹿児島本線 |
| 隼人~鹿児島 | 鹿児島線 | 鹿児島本線 | 鹿児島本線 | 肥薩線 | 日豊本線 |
このように、鉄道路線は延伸や新ルートの開業によって、路線名や位置づけが変わることがあります。
鹿児島駅の開業125周年は、現在の路線図だけでは分かりにくい、九州の鉄道の歴史を振り返る機会にもなりそうです。
鹿児島駅は「どちらへ進んでも上り」
鹿児島駅は1901年6月10日に開業し、2026年で125周年を迎えました。
現在の鹿児島駅は、鹿児島本線と日豊本線の終着駅です。そのため、鹿児島駅から発車する列車はすべて上り列車となります。
JR九州はこの特徴を生かし、「どちらへ進んでも上り」をコンセプトに、利用者の飛躍や運気上昇を願うお守り付きの記念乗車券を企画しました。発売価格の2,525円にも、ニコニコ笑顔になれるようにとの願いが込められています。
まとめ
鹿児島駅の開業125周年を記念して発売される「鹿児島駅開業125周年記念乗車券」。
「どちらへ進んでも上り」というユニークな特徴を生かした、お守り付きの記念乗車券となっています。
鹿児島駅の歴史を知ると、現在の路線名や駅の位置づけとは違った一面も見えてきます。鉄道の歴史に関心のある方は、記念乗車券にも注目してみてはいかがでしょうか。

