木次線を走っていた観光列車「奥出雲おろち号」は、2023年11月23日に運行を終了しました。その役割を引き継いだ観光列車「あめつち」は、車両性能のため木次線の一番の見どころである「おろちループ」には入線していません。そのため出雲横田駅~備後落合駅間の輸送密度は200(2018年度)→23(2024年度)と大きく減少しています。それを打開するための方法はないのでしょうか。
なぜ「おろちループに入ってこそ」なのか
木次線の最大の観光資源は、やはり
- 三段式スイッチバック
- おろちループ橋
- 高低差を体感できる線形
この鉄道でしか味わえない体験に尽きます。
仮に観光列車が
- 松江〜出雲横田止まり
- 宍道〜木次あたりだけ
だと、正直「景色のいいローカル線」止まりで、
わざわざ乗りに行く動機としては弱いんですよね。
「ループを通過する瞬間」こそがクライマックス
→ そこに観光列車が入らないのは、
温泉旅館に行って温泉に入らないようなもの、という比喩も使えそうです。
急行列車化は「現実的な収入増策」
これもかなり現実路線だと思います。
急行にするメリット
- 急行料金を上乗せできる
→ 観光列車=追加料金は利用者も納得しやすい - 「特別感」が明確になる
- 普通列車との差別化がはっきりする
→ 青春18きっぷでの乗車ができなくなり運賃が必要となる
しかも木次線は
- 普通列車本数が少ない
- 途中駅の利用が少ない
ため、停車駅を絞った急行運転でも影響が比較的小さいのが強みです。
急行+観光要素の組み合わせ案
例えばですが、
- 種別:急行(全車指定席 or 一部自由席)
- 運転区間:松江〜備後落合(最低でも出雲横田以南へ)
- 停車駅:宍道・木次・出雲横田・三井野原・備後落合 など最小限
- おろちループでは徐行・車内放送・停車(可能なら)
これなら
- 鉄道ファン
- 旅行客
- 写真・動画目的層
をしっかり取り込めます。
まとめ
木次線の観光列車は「走らせること」自体が目的ではなく、おろちループという唯一無二の鉄道遺産を体験させてこそ意味があると思います。
収入面を考えても、急行列車として運転し「特別な列車」に位置付けることが、木次線を生かす現実的な一歩ではないでしょうか。
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