インフレ直撃!ことでん企画乗車券が一斉値上げへ 新企画きっぷも同時投入

高松琴平電気鉄道高松築港駅 高松琴平電気鉄道

高松の私鉄の高松琴平電気鉄道(ことでん)は、2026年4月1日より新たな企画乗車券の販売開始と現在ある企画乗車券の値上げを発表しました。最近の物価等の値上がりには限界が生じたものと思われます。全国的に鉄道業界には厳しい時代が続くのでしょうか。

企画乗車券の発売及び発売金額の改定について

ことでんホームページ

地方私鉄の中でも、観光客から地元利用者まで幅広く支えられている
高松琴平電気鉄道(ことでん)

そのことでんから、2026年4月1日以降の企画乗車券について、
**「新たな企画乗車券の発売」と「既存企画乗車券の価格改定」**が発表されました。

物価高が続くなか、
「ついに、ことでんの企画乗車券にもインフレの影響が…」
そんな印象を持った方も多いのではないでしょうか。

今回は、新しく登場する企画乗車券の内容と、
値上げされる既存の企画乗車券を整理しつつ、
鉄道ファン目線で少し考えてみたいと思います。


高松空港とことでんを結ぶ“新しい選択肢”

今回の発表でまず注目したいのが、
空港アクセスと鉄道利用をセットにした新企画乗車券の登場です。

レール&リムジン デジタルパス(新発売)

高松空港と市内を結ぶリムジンバスと、
ことでん全線が24時間乗り放題になるフリーきっぷを組み合わせた
デジタル乗車券です。

これまで別々に購入していた

  • 高松空港〜市内のリムジンバス
  • ことでんのフリーきっぷ

を、スマホ1つでまとめて利用できるのは、
特に県外・インバウンド利用者にとっては大きなメリットと言えそうです。


観光特化型きっぷもさらに充実

やしま四国村・志度線パス(リムジンバスセット)

こちらは、

  • リムジンバス
  • ことでん志度線フリー区間
  • 四国村ミウゼアム入村券

がセットになった観光向け企画乗車券。

ことでん沿線の観光地を**「移動+体験」**でまとめて楽しめる内容で、
単なる移動手段にとどまらない“観光きっぷ路線”を
より明確に打ち出してきた印象を受けます。


一方で…既存の企画乗車券は値上げへ

今回の発表では、新商品だけでなく、
**現在発売されている企画乗車券の価格改定(値上げ)**も明らかになりました。

◆既存企画乗車券の発売価格が改定(値上げ)

企画乗車券2026年4月1日以降の新価格現行価格
1日フリーきっぷ1,600円 1,400円
24時間フリーきっぷ1,500円 1,400円
48時間フリーきっぷ2,800円 2,700円
やしま四国村・志度線パス2,500円 2,000円
レール&リムジンパス3,800円 3,000円

いずれも4月1日から発売価格が引き上げられます。

注意点:
2026年3月31日までに購入した企画乗車券は、改定後も差額不要で使えます。


なぜ値上げ?ローカル鉄道を取り巻く現実

今回の価格改定の背景には、

  • 燃料費・電気代の上昇
  • 人件費や設備維持コストの増加
  • 観光需要の回復・拡大への対応

といった、全国の鉄道事業者が共通して抱える課題があります。

これまで比較的リーズナブルだった
地方私鉄の企画乗車券も、
**「安さだけで維持する時代」から
「価値をどう提供するかの時代」**へ
移りつつあるのかもしれません。


値上げ=改悪、ではない…かもしれない

確かに、
「また値上げか…」と思ってしまう気持ちもあります。

しかし一方で、

  • 空港アクセスと組み合わせた新商品
  • デジタルきっぷの拡充
  • 観光と結びつけた利用提案

といった取り組みを見ると、
ことでんが生き残りをかけて工夫を重ねている姿も感じられます。


まとめ

インフレの波は、
大都市の鉄道だけでなく、
ついにローカル鉄道の企画乗車券にも及んできました。

それでも、
ことでんらしい「観光×鉄道」の魅せ方は健在で、
値上げの中にも前向きな変化が見えてきます。

次に香川を訪れるとき、
どの企画乗車券を選ぶか――
そんなことを考える時間も、
鉄道旅の楽しみのひとつなのかもしれません。

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