つくばエクスプレス(TX)では、2026年10月1日(木)からQR乗車券システムの導入が予定されています。
これに合わせて、これまで磁気乗車券として発売されていた「お得なきっぷ」についても、QRコード付きの紙の乗車券へ変更されることになりました。
一方で、すべての「お得なきっぷ」がQR化されるわけではありません。
「TX東京メトロパス」と「TOKYO探索きっぷ」は9月30日(水)をもって発売終了となります。
今回は、つくばエクスプレスの「お得なきっぷ」が10月1日からどのように変わるのか紹介します。
「お得なきっぷ」のQR乗車券への様式変更について
つくばエクスプレスホームページ
~筑波山きっぷ など2026年10月1日より開始~
10月1日から「お得なきっぷ」もQR乗車券に
首都圏新都市鉄道は2026年8月26日、10月1日(木)から「お得なきっぷ」の券様式を変更すると発表しました。
これまでの磁気乗車券から、QRコードが印刷された紙の「QR乗車券」へ変更されます。
対象となるのは、次の3種類です。
- 筑波山きっぷ
- 筑波山あるキップ
- TX&常総ライン往復きっぷ
いずれも10月1日の初列車からQR乗車券になります。
ここで注意したいのは、今回の「QR化」がスマートフォンの画面を見せて乗車する方式ではないことです。
購入するのはQRコード付きの紙の乗車券。
つくばエクスプレス線を利用する際には、自動改札機のQRコード読み取り部に、きっぷの券面に印刷されたQRコードをかざして入場・出場します。
筑波山観光に便利な2種類のきっぷがQR化
alt="筑波山神社" class="wp-image-14411"/>今回QR乗車券になる「筑波山きっぷ」は、つくばエクスプレスの往復乗車券に加えて、筑波山方面のシャトルバスなどと、筑波山ケーブルカー・ロープウェイの利用がセットになったきっぷです。
筑波山観光をまとめて楽しみたい人には便利な企画乗車券となっています。
一方、「筑波山あるキップ」は、つくばエクスプレスの往復乗車券と筑波山方面のシャトルバスなどがセットになったきっぷ。
こちらはケーブルカー・ロープウェイを利用せず、筑波山を歩いて登る人向けのきっぷです。
現在の「お得なきっぷ」の案内でも、この2種類はTXを代表する企画乗車券として紹介されています。
TX&常総ライン往復きっぷもQR化
もう一つQR乗車券になるのが「TX&常総ライン往復きっぷ」です。
つくばエクスプレスの秋葉原・新御徒町・北千住駅と、関東鉄道常総線の石下・下妻・下館駅との間を往復利用できるきっぷです。
つくばエクスプレスだけでなく、関東鉄道常総線と組み合わせて利用する企画乗車券もQR化されることになります。
なお、連絡するバスや関東鉄道などの交通機関を利用する際には、QRコードを読み取るのではなく、QR乗車券をバス乗務員や駅係員に提示して利用します。
「TX東京メトロパス」と「TOKYO探索きっぷ」は販売終了
今回の発表でもう一つ注目したいのが、一部の「お得なきっぷ」がQR化されずに販売終了となることです。
「TX東京メトロパス」と「TOKYO探索きっぷ」は、2026年9月30日(水)の終列車後をもって発売終了となります。
TX東京メトロパスは、つくばエクスプレスの往復割引乗車券と東京メトロ線の1日乗車券がセットになったきっぷ。
一方のTOKYO探索きっぷは、つくばエクスプレスと東京都交通局の都営地下鉄・都営バス・都電荒川線・日暮里・舎人ライナーを組み合わせたきっぷです。
この2種類については、首都圏新都市鉄道が「乗車券類のデジタル化を見据えた」対応として発売終了を発表しています。
今後はスマートフォンなどで購入できるデジタルチケットの導入に向けて検討を進めるとしています。
7月に発表された段階では「販売終了」という情報が中心でしたが、今回の発表によって、10月1日から残る「お得なきっぷ」がどのような形になるのかも明らかになりました。
QR乗車券は利用後に回収することもできる
QR乗車券には、これまでの磁気券とは違った注意点もあります。
「お得なきっぷ」は、つくばエクスプレスの往復乗車券と、筑波山方面のバスなど連絡する交通機関の乗車券が1枚になっています。
そのため、往路でつくばエクスプレスを利用した際に、QR乗車券を改札機の回収口へ入れてしまうと、その後の連絡交通機関や復路のTXで利用できなくなります。
往路では回収口に入れないよう注意が必要です。
復路の利用が終わった後は、降車駅の改札機にある回収口へ入れて破棄することができます。
もちろん、そのまま記念に持ち帰ることも可能です。
TXの磁気乗車券廃止が進む
つくばエクスプレスでは、2026年10月1日からQR乗車券システムを導入することを2026年1月に発表していました。
これに伴い、3月13日には磁気定期乗車券と小児用回数乗車券の発売を終了。
そして9月30日をもって、すべての磁気乗車券を廃止する予定です。
10月1日からは、新しい自動改札機でQRコードを読み取って利用するスタイルへ変わります。
今回の「お得なきっぷ」のQR化も、この流れの一環といえるでしょう。
磁気きっぷ全廃によって都市部の改札がどう変わるのかについては、以前の記事でも取り上げています。
まとめ 「QR化するきっぷ」と「販売終了するきっぷ」に分かれる
今回の変更を整理すると、非常に分かりやすくなります。
10月1日からQR乗車券になるきっぷ
- 筑波山きっぷ
- 筑波山あるキップ
- TX&常総ライン往復きっぷ
9月30日で販売終了するきっぷ
- TX東京メトロパス
- TOKYO探索きっぷ
つまり、つくばエクスプレスの「お得なきっぷ」は、単純にすべてQR化されるわけではありません。
磁気乗車券からQRコード付き紙券へ移行する企画乗車券がある一方、東京メトロや東京都交通局との連携きっぷについては販売終了となります。
今後、スマートフォンなどで購入できるデジタルチケットがどのような形で登場するのかにも注目です。
つくばエクスプレスでは、普通のきっぷだけでなく「お得なきっぷ」の分野でも、紙の磁気券からQR・デジタルへ移行する動きが進んでいます。
9月30日と10月1日を境に、TXのきっぷの姿が大きく変わることになりそうです。
なお、「TX東京メトロパス」と「TOKYO探索きっぷ」を利用したい人は、発売終了日が9月30日となっているため注意が必要です。


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