高知の路面電車を運営しているとさでん交通(とさでん)は、2026年2月21日にダイヤ改正を行うことを発表しました。その内容によると、土休日の日中の時間帯で運転間隔を10分間隔に変更する内容となっています。理由については、書かれていませんが乗務員不足と経営的な問題によるものだと推測されます。
令和8年2月21日(土)からの土日祝ダイヤ一部変更につきまして – とさでん交通株式会社
とさでんホームページ
減便内容(公式発表より)
とさでん交通は2026年2月21日(土)から土日祝のダイヤを一部変更すると公式発表しています。
その中で路面電車・高知駅前〜桟橋通五丁目の区間は、日中(10時〜15時)の運行間隔を約7〜8分から10分間隔に変更します。
これは実質的な「便数減」であり、土日祝ダイヤでも運転本数を絞る形になります。
運転手確保の問題
公式発表自体では「運転手不足」を明示的に理由として書いていませんが、これには次のような背景があります。
運転士不足の継続的課題
過去の報道でも、とさでん交通は慢性的な運転士不足のためにダイヤ調整・減便を行ってきたことが確認されています。
例えば:
- 2023年11月〜でも乗務員(運転士)不足を理由とした平日ダイヤの減便が行われていました。
- 2023年8月には運転士の病気・育児休業等も重なり、平日ダイヤを一部土日ダイヤで運行するような調整が行われています。
このように、乗務員(特に運転士)を十分に確保することが難しい状況が以前から続いており、今回の土日祝の減便もその延長である可能性が高いです。
運転手確保が社会全体の課題
高知県としても、バス・路面電車事業者での運転手(バス・電車)確保が深刻な課題として共有され、県が運転手就職促進の取り組みを行っている事例も報じられています(バス運転手不足の事例ですが、同じ交通分野で人材不足が起きている実例として参考になります)。
経営上の背景(間接的な影響)
経営面との関連も推測として考えられます:
- 路面電車は沿線需要が限られる中で人件費が大きなコスト要素になります。
- 土日祝を含む昼間時間帯は、平日通勤時間帯に比べて利用者数が必ずしも高くないため、営業収支の観点で運行間隔を調整することは合理的な判断になります。
- 人材不足を理由に運行本数を減らすことは、人件費や車両・設備負荷を抑える意味でも会社収支に対する間接的な対策となります。
減便が意味するところ
今回の減便は、次のような交通運営・地域交通の現状を反映しています:
・運転士(乗務員)の確保が難しい
→ 常時必要な人員を確保できないと、効率的に運行本数を維持できない。過去の減便例がそれを示唆。
・ 経営的な効率重視
→ 利用が偏る(ピーク以外は利用少)区間では本数を削減し収支改善を意識している可能性。
・土日祝ダイヤでも対応が必要な状況
→ これまでは土日祝は本数維持してきたものの、運転士・コスト両面から平日と同様に間隔調整へ踏み切った。

