今年の冬は、各地の鉄道路線で大雪の被害が発生しています。その中で、秋田県の角館駅と鷹巣駅を結ぶ第三セクター路線は特に大変な状況となっています。特に阿仁合~角館間の状況が悪く、2月10日に行われるイベントの『上桧木内の紙風船上げ』に間に合わない状況が公表されました。
【2/5発表】阿仁合~角館間の運転再開見込みにつきまして | トピックス | 秋田内陸縦貫鉄道
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秋田内陸縦貫鉄道が大雪で大ピンチ!
大雪の影響で運休区間が発生
2026年1月末から続く記録的な大雪により、秋田県内でも交通が広範囲に乱れています。海側・山間部を中心に雪が長期化しており、鉄道・道路に大きな影響が出ています。全国的にはJRを含め多くの列車が運休・遅延し、雪による死傷事故も多数報告されています。
秋田内陸縦貫鉄道の公式運行情報でも 阿仁合〜角館間が大雪のため運休 しており、復旧にかなりの時間を要すると発表されています。2/10に予定されていた地域イベントにも間に合わない見込みです。除雪専用車でも対応が難航しているとのこと。
経営的にも厳しい現状 ― 赤字経営が続く
秋田内陸縦貫鉄道は第三セクター方式で運営されており、利用客数が少ない地域輸送路線の典型とも言えます。
過去の分析では、同社は毎年約2億円超の赤字が続いており、沿線自治体からの支援金も徐々に減額される計画です。燃料費や人件費の高騰も重なり、収支改善の道は簡単ではありません。
地方の赤字ローカル線全体でも「存廃協議」の話が増えており、秋田内陸線も例外ではないという視点の記事もあります。人口減少や利用客不足、維持費高騰は全国のローカル鉄道に共通の課題です。
大雪 × 赤字が意味するもの
雪害がそのまま経営圧迫に直結
通常でも厳しい収支のローカル線にとって、長期運休や除雪コストの増大は重い負担です。
・運休による収入減(雪で列車が走れない)
・除雪コストの増加(専用機械の故障や人件費)
・地域観光への影響(訪問客が減少)
これらが同時多発的に発生します。
雪国ローカル鉄道の宿命
山深いルートを行く秋田内陸線は、もともと冬期運行が厳しい路線です。雪景色が魅力でもある一方で、豪雪が続くと設備・人員への負担は避けられません。列車運行の安全確保とコストバランスの両立は、常に大きな課題です。
まとめ
・赤字ローカル線のリアルな苦境
岡山のような雪の少ないエリアからすると、冬のローカル線運行の厳しさは想像以上です。大雪が単なる「季節ネタ」ではなく、そのまま運行に直結し、経営まで揺るがすインパクトを持つという点はぜひ伝えたいポイントです。
・地域の足としての価値と存続の狭間
秋田内陸縦貫鉄道は地域住民の生活交通・観光路線としての役割があります。赤字と雪害というWパンチにどう立ち向かうか、その取り組み(除雪支援企画、鉄印帳デジタル販売など)も注目です。

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