JR西日本は、比叡山延暦寺への観光に便利な「比叡山おでかけパス(QR)」を2026年10月1日から発売します。
このきっぷは、JR線の自由周遊に加えて、比叡山坂本駅から比叡山延暦寺までの交通と、比叡山延暦寺の諸堂巡拝券をセットにしたものです。
さらに、坂本エリアや彦根エリアの観光施設・飲食店などで利用できる割引特典も用意されています。
JR西日本ホームページ
大人3,100円で比叡山延暦寺までの交通と巡拝券をセット
「比叡山おでかけパス(QR)」は、JR西日本、比叡山鉄道、江若交通、比叡山・びわ湖DMOが連携して発売する観光向けのデジタルきっぷです。
価格は大人1人3,100円。こども用の設定はありません。
きっぷには、次の4つがセットになっています。
- JR線自由周遊区間
- 琵琶湖線(東海道本線):京都駅~彦根駅
- 湖西線:山科駅~比叡山坂本駅
- 江若交通「比叡山坂本駅~ケーブル坂本駅」往復券(区間内乗降自由)
- 坂本ケーブル「ケーブル坂本~ケーブル延暦寺」1往復券
- 比叡山延暦寺諸堂巡拝券(東塔・西塔・横川共通)
JR線では普通列車の普通車自由席が利用でき、新快速や快速も対象です。
そのため、JR線で比叡山坂本駅まで移動し、江若交通のバスと坂本ケーブルを乗り継いで比叡山延暦寺へ向かうという観光ルートに便利なきっぷとなっています。
比叡山延暦寺の東塔・西塔・横川を巡れる
alt="比叡山延暦寺 阿弥陀堂 東塔" class="wp-image-14518"/>このきっぷの大きな特徴が、比叡山延暦寺の諸堂巡拝券がセットになっていることです。
比叡山延暦寺には東塔、西塔、横川の3つのエリアがあり、それぞれに歴史的な建物や文化財があります。
交通だけでなく、これら3エリアの巡拝券までセットになっているため、比叡山延暦寺をしっかり観光したい人に向いたきっぷといえそうです。
特に秋の比叡山は紅葉シーズンとも重なるため、10月以降の観光にも利用しやすいでしょう。
坂本エリアや彦根エリアで使える特典も
alt="秋の滋賀県大津市西教寺の紅葉トンネル参道" class="wp-image-14519"/>「比叡山おでかけパス(QR)」には、交通・巡拝券だけでなく、8つの特典も用意されています。
坂本エリアでは、
- 日吉大社の入苑協賛料50円引き
- 西教寺の拝観料50円引き
- ガーデンミュージアム比叡の入園料割引
などの特典があります。
さらに、彦根エリアでも特典が用意されています。
「あゆの店きむら 彦根京橋店」では買い物が5%OFFになるほか、「うなぎや源内」では食事をした人にデザート1個のサービス、「比内地鶏ほっこりや」では1,800円以上の飲食で10%OFFとなります。
このほか、「イチマチベーグル」や「いと重菓舗 本店」でも買い物の割引を受けられます。
ただし、彦根城の入場券がセットになっているわけではありません。
彦根方面にも足を延ばして、食事や買い物を楽しむ際に利用できる特典が付いている、と考えたほうが分かりやすいでしょう。
発売は9月1日から 利用できるのは10月1日から
「比叡山おでかけパス(QR)」の発売期間は、2026年9月1日から2027年3月31日までです。
利用期間は2026年10月1日から2027年3月31日までで、指定した1日のみ有効です。
ただし、2027年2月24日から3月5日までは利用できません。
購入できるのは利用日の1カ月前の午前10時から、利用開始日の当日正午までです。
「KANSAI MaaS」でのみ発売
このきっぷは、駅で購入するタイプではありません。
おでかけ応援アプリ・Webサービスの「KANSAI MaaS」限定で発売されます。
購入にはKANSAI MaaSへの会員登録と、クレジットカードでの支払いが必要です。
駅のみどりの窓口や券売機では購入できないため、利用する場合は事前にスマートフォンなどから購入しておく必要があります。
JR線の自由周遊区間では、KANSAI MaaSのチケット画面に表示されるQRコードを利用します。QRコードのスクリーンショットや、チケット画面を印刷したものでは利用できないため注意が必要です。
滋賀県を広く観光するなら「ビワイチパス」も
比叡山延暦寺を中心に観光するなら「比叡山おでかけパス(QR)」が便利ですが、滋賀県を鉄道で広く観光したい場合には、別のお得なきっぷもあります。
「鉄道版ビワイチパス」は、2026年10月1日にリニューアルされます。
2026年9月30日まで利用できる従来の「(ICOCAでGO)鉄道版ビワイチパス」については、こちらの記事で紹介しています。
そして、2026年10月1日からは、草津線の(貴生川駅~油日駅)が新たに利用できるようになるなど内容が変更された新しい「鉄道版ビワイチパス(QR)」が登場します。
まとめ 比叡山観光を公共交通機関で楽しみたい人におすすめ
比叡山延暦寺へ公共交通機関で向かう場合、JR線、江若交通、坂本ケーブルを乗り継ぐことになります。
「比叡山おでかけパス(QR)」なら、それらの交通機関に加えて比叡山延暦寺の諸堂巡拝券までセットになっています。
さらに坂本エリアや彦根エリアで利用できる特典もあるため、比叡山延暦寺だけを訪れるのではなく、周辺の観光や食事、買い物も組み合わせたい人にも便利そうです。
なお、2026年10月からは同じJR西日本から滋賀・びわ湖エリアを広く巡る「鉄道版ビワイチパス(QR)」も発売されます。
比叡山延暦寺を中心に観光するなら「比叡山おでかけパス(QR)」、びわ湖を鉄道で広く巡りたいなら「鉄道版ビワイチパス(QR)」というように、旅行の目的に合わせて選ぶとよさそうです。
秋の紅葉シーズンに比叡山・坂本方面への旅行を計画している人は、今回発売される「比叡山おでかけパス(QR)」をチェックしてみてはいかがでしょうか。


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