高尾山観光で利用する人も多い高尾山ケーブルカーと高尾山リフトで、2026年11月1日(日)始発から交通系ICカードによる直接乗車が始まります。
高尾登山電鉄が2026年9月1日に発表しました。
これまでも交通系ICカードは利用できましたが、券売機で乗車券を購入する際の支払いに使える方式でした。11月1日からは、改札口に設置されるIC端末にカードをタッチすることで、乗車券を購入せずにそのまま乗車できるようになります。
2026年11月1日(日)から、高尾山ケーブルカー・リフトで
高尾登山電鉄ホームページ
交通系ICカードによる直接乗車が始まります。
11月1日から改札で交通系ICカードをタッチ
交通系ICカードの直接乗車が始まるのは、2026年11月1日(日)の始発からです。
対象となるのは、高尾山ケーブルカーとリフトの以下の駅です。
- 高尾山ケーブルカー
- 「清滝駅」・「高尾山駅」
- 高尾山リフト
- 「山麓駅」・「山上駅」
各改札口に簡易型のIC端末が設置され、乗車する際に交通系ICカードをタッチします。
運賃はICカードのチャージ残額から片道運賃が支払われる仕組みです。
これまでのように券売機に並んで乗車券を購入する必要がなくなるため、特に観光客が集中する時期には、よりスムーズに乗車できそうです。
高尾山ケーブルカーは2027年で開業100周年
高尾山ケーブルカーでは、交通系ICカードへの対応だけでなく、2027年の開業100周年に向けた大きな変化も予定されています。
高尾登山電鉄では、現在の車両を新型車両「あおば号」「もみじ号」に更新するほか、高尾山駅の改築も計画しています。新型車両の運行開始と工事完成は2028年3月の予定です。
Suica・ICOCAなど10種類の交通系ICカードに対応
利用できる交通系ICカードは次の10種類です。
「Kitaca」・「Suica」・「PASMO」・「TOICA」・「manaca」・「ICOCA」・「PiTaPa(ポストペイ機能は非対応)」・「SUGOCA」・「nimoca」・「はやかけん」
全国各地で利用されている主要な交通系ICカードが対象となっています。
岡山から高尾山へ出かける場合も、ICOCAを利用してJRや私鉄などを乗り継ぎ、そのまま高尾山ケーブルカー・リフトでもICOCAを使えるようになります。
高尾登山電鉄では、今回の交通系ICカード対応によって、他社線で利用したICカードをそのまま使えるため、よりスムーズな乗り換えができるようになるとしています。
オートチャージには対応しないので注意
便利になる一方で、利用する際には注意点もあります。
高尾山ケーブルカー・リフトのIC端末はオートチャージには対応しません。
SuicaやPASMOなどでオートチャージを設定している場合でも、高尾山ケーブルカー・リフトの改札で残高が不足していれば、そのまま乗車することはできません。
利用前に鉄道駅などで十分な金額をチャージしておく必要があります。
また、交通系ICカードは1人につき1枚の利用となり、1枚のICカードで複数人分の運賃をまとめて支払うことはできません。
PiTaPaについても注意が必要です。
PiTaPaは対応カードの一つに含まれていますが、ポストペイ機能は利用できません。事前にチャージしておく必要があります。
なお、高尾登山電鉄では交通系ICカードそのものの販売や払い戻しは行いません。
小児運賃については、小児用の交通系ICカードを利用できます。一方、障がい者割引などの割引運賃を利用する場合は、窓口または自動券売機で乗車券を購入する必要があります。
高尾山はすでにキャッシュレス化が進んでいる
高尾山ケーブルカー・リフトでは、今回の交通系ICカード対応以前からキャッシュレス化が進められていました。
高尾登山電鉄は、2021年1月からQRデジタルチケット、2024年3月からクレジットカードなどのタッチ決済を導入しています。
今回、2026年11月から交通系ICカードによる直接乗車が加わることで、
QRデジタルチケット・クレジットカードなどのタッチ決済・交通系ICカード
という複数のキャッシュレス乗車手段がそろうことになります。
高尾山を訪れる観光客にとっても、自分が普段利用している決済方法を選びやすくなりそうです。
京王線を利用するなら「高尾山きっぷ」も便利
高尾山口駅まで京王線を利用する場合は、交通系ICカードでそのまま乗車する方法のほか、京王電鉄が発売している「高尾山きっぷ」も選択肢になります。
「高尾山きっぷ」は、京王線・井の頭線各駅から高尾山口駅までの往復乗車券と、高尾山ケーブルカーまたはリフトの乗車券がセットになったきっぷです。
さらに、現在はスマートフォンで購入できるデジタル版の「高尾山きっぷ」も用意されています。
そのため、京王線を利用して高尾山へ向かう場合は、
- 交通系ICカードで京王線+ケーブルカー・リフトを利用する
- 「高尾山きっぷ」を利用する
- スマートフォンでデジタル版「高尾山きっぷ」を購入する
など、旅行スタイルに合わせて選ぶことができます。
リンク:京王電鉄「おとくなきっぷ」
まとめ 高尾山へのアクセスがさらに便利に
高尾山ケーブルカーの清滝駅は、京王線の高尾山口駅から徒歩圏内にあります。
高尾山口駅まで鉄道で移動し、そこからケーブルカーやリフトを利用して高尾山を目指す人にとって、今回の交通系ICカード対応は便利な変更です。
2026年11月1日以降は、鉄道で使ってきたSuicaやPASMO、ICOCAなどをそのまま高尾山ケーブルカー・リフトの改札でもタッチできるようになります。
ただし、オートチャージは利用できないため、高尾山に向かう前にICカードの残高を確認しておくことをおすすめします。
高尾山ケーブルカー・リフトを利用する際は、交通系ICカードの直接乗車を上手に活用したいですね。


