JR西日本中国統括本部は、2026年10月3日(土)にダイヤ修正を実施しました。
8月にこのブログでも、今回のダイヤ修正によって岡山地区の115系や227系の運用に変化があるのではないかと予想していました。
そして実際に10月3日を迎えてみると、岡山地区の115系に大きな変化がありました。
4両編成の115系A編成が定期運用を終了し、伯備線・赤穂線から115系の定期運用がなくなりました。
これにより、岡山地区で定期運用に残る115系は3両編成のD編成のみとなっています。
JR西日ホームページ
10月3日のダイヤ修正で115系の運用が大きく変化
今回のダイヤ修正について、JR西日本が発表していたのは一部列車の時刻変更などで、115系A編成の引退について公式発表があったわけではありません。
しかし、実際の運用を見ると、10月3日を境に115系の運用に大きな変化がありました。
これまで岡山地区では、4両編成のA編成と3両編成のD編成が115系の定期運用に入っていました。
A編成は山陽本線のほか、赤穂線、伯備線でも運用されていました。
ところが10月3日のダイヤ修正に伴い、A編成の定期運用が終了。
また、D編成についてもこれまでの運用範囲から変化が生じ、伯備線・赤穂線などから115系の定期運用がなくなりました。
これまで115系を見ることができた区間でも、今後は227系「Urara」が中心となります。
4両編成の115系A編成が引退
今回の変化で特に大きいのが、115系A編成の定期運用終了です。
岡山電車支所に所属していたA編成は、1000番台を組み込んだ4両編成。
A-06、A-14、A-17の3編成が残っていました。
これらの編成は、山陽本線、赤穂線、伯備線などで使用され、岡山地区の115系を代表する存在となっていました。
2026年3月のダイヤ改正後もA編成の定期運用は残っていたため、今回の10月3日のダイヤ修正でどうなるのか注目されていました。
そして10月3日のダイヤ修正を前に、10月2日の844M(115系D編成+115系A編成:7両編成)が伯備線での115系の定期運用の最後になったとする運用情報が出ています。
そして10月3日からは、伯備線で定期運用としては初めての227系7両編成(L編成+R編成+R編成)が登場しました。
長年にわたって岡山地区を走ってきた4両編成の115系A編成ですが、これで定期列車としての役目を終えることになります。
伯備線・赤穂線から115系が消滅
今回の変更で、岡山地区の鉄道ファンにとって特に大きいのが、伯備線・赤穂線から115系の定期運用がなくなったことです。
これまで伯備線では冬季の霜・雪対策・新見以北の急勾配区間の対策のため主にに115系が使用されていました。
特に岡山駅を発着する115系は、山陽本線や伯備線、赤穂線などを行き来する運用があり、どの列車に115系が入るのかを確認する楽しみもありました。
しかし、227系「Urara」の増備が進んだことで状況は変わってきました。
2025年10月には赤穂線の播州赤穂~東岡山間や伯備線の新見~新郷間でも227系の運転が始まり、その後も227系の運用範囲が拡大しています。
さらに2026年3月のダイヤ改正では、伯備線の新郷以北や山陰本線にも227系が進出しました。
今回の10月3日のダイヤ修正は、その流れの中で岡山地区の115系運用をさらに整理するものになったと見ることができます。
岡山地区に残る115系は3両編成のみ
A編成の定期運用終了によって、岡山地区に残る115系は3両編成のD編成が中心となります。
D編成はクモハ115を含む3両編成で、これまで山陽本線、赤穂線、伯備線、福塩線などで使用されてきました。
一方、227系は2両編成のR編成と3両編成のL編成があり、複数の編成を連結して輸送力を調整することもできます。
なお、岡山の227系には2両編成のH編成もありますが、こちらは冬の伯備線・山陰本線の霜対策としてパンタグラフを2つ搭載した車両です。
alt="岡山駅に到着する227系H3編成" class="wp-image-17234"/>227系H編成は、山陽本線(岡山~和気間)・赤穂線(岡山~播州赤穂)の運用にも入りますが、これは運用の都合上のものです。
そのため、227系の増備が進んだことで、これまで4両編成の115系が担っていた運用も置き換えやすくなったと考えられます。
岡山地区では、2023年の227系「Urara」登場以降、115系の運用範囲が徐々に縮小してきました。
今回のA編成引退は、その流れを象徴する出来事と言えそうです。
10月24日には115系が伯備線を走る予定
一方で、115系がすぐに伯備線から完全に姿を消すわけではありません。
10月24日には日本旅行の「115系で行く 伯備線・山陰本線の旅」が予定されています。
この旅行では、115系A編成(4両編成)を使用して岡山駅から伯備線を北上し、新見駅より先へ進んだ後、山陰本線の伯耆大山~西出雲間を走行する予定です。
今回の列車は定期列車ではなく貸切列車ですが、10月3日のダイヤ修正で定期運用を終えた115系が、今度は特別な列車として伯備線を走ることになります。
定期運用とイベント列車では意味合いが異なりますが、10月24日の列車はA編成引退後の115系を記録する機会の一つになりそうです。
以前の記事で予想した「115系の変化」が現実に
8月にこのブログでは、10月3日のダイヤ修正について、
「227系追加投入で伯備線・赤穂線の115系にも変化?」
という記事を書きました。
その時点では、JR西日本から115系の運用終了について発表されていなかったため、伯備線・赤穂線から115系が撤退すると断定することはできませんでした。
しかし、実際に10月3日を迎えると、A編成の定期運用が終了し、伯備線・赤穂線から115系の定期運用がなくなるという大きな変化が確認されました。
8月の時点では「どうなるのだろう」と見ていたものが、約1か月半後には実際の運用変更として現れたことになります。
福塩線には227系がまだ入線できない
alt="福塩線115系D15編成 府中駅" class="wp-image-17232"/>
alt="福塩線105系F08編成 府中駅" class="wp-image-17233"/>今回のダイヤ修正で伯備線・赤穂線から115系の定期運用がなくなった一方、福塩線については少し事情が異なります。
岡山地区に投入されている227系500番台は、現時点では福塩線に入線できません。
先日、実際に227系の運転台を見る機会がありましたが、運転台には黄色のテプラで「福塩線入線不可」と記された注意書きが貼られていました。
そのため、岡山地区で227系への置き換えが進んでいるからといって、福塩線の115系も同じタイミングで置き換えられるわけではありません。
福塩線の電化区間(福山~府中間)では、引き続き105系と115系D編成が活躍することになります。
岡山の115系は残り3両編成へ
岡山地区では、115系が少しずつ数を減らしてきました。
今回のA編成引退によって4両編成の115系が岡山地区の定期運用から姿を消し、今後は3両編成のD編成が残る形になります。
ただし、D編成についても運用離脱している編成があり、今後さらに227系への置き換えが進む可能性があります。
また、福塩線では227系の投入状況が岡山地区の他線区とは異なるため、115系D編成の存在理由も残っています。
そのため、今回のA編成引退をもって「岡山地区の115系がすぐに全廃」というわけではありません。
それでも、4両編成のA編成が引退し、伯備線・赤穂線から定期運用がなくなったことで、岡山地区の115系はまた一段階、終焉に近づいたと言えそうです。
国鉄時代から岡山地区を走り続けてきた115系。
今後は3両編成のD編成が、どの線区でどのような運用を続けるのかにも注目したいところです。



