情報はまだ出ていませんが……いすみ鉄道は大丈夫? 台風25号による被害が心配です

いすみ鉄道350型 大多喜駅 いすみ鉄道

2026年9月21日に千葉県を襲った台風25号では、県内各地で大きな被害が発生しています。

私が今回気になっているのが、いすみ鉄道です。

9月26日現在、いすみ鉄道の公式ウェブサイトなどを確認しても、台風25号による被害についての詳しい発表は確認できません。

ただ、これは「いすみ鉄道に被害がなかった」という意味ではないと思います。

むしろ、沿線自治体や周辺の鉄道で被害が明らかになっていることを考えると、まだ被害の全容を確認できていない可能性もあるのではないでしょうか。

いすみ市・大多喜町でも台風25号による被害が発生

まず、いすみ鉄道が走るいすみ市です。

千葉県は台風25号による災害について、いすみ市・大多喜町を含む24市町村に災害救助法を適用しています。いすみ市・大多喜町も被災自治体の一つになっています。

いすみ市のウェブサイトでも、9月24日付で「罹災証明書及び被災証明書について」の案内が掲載されています。

また、大多喜町のウェブサイトでも9月25日付で「罹災証明書等の交付について」が掲載されています。

これは住宅などの被害を受けた場合に、被害状況を市や町が調査して証明するためのものです。つまり、いすみ市でも台風25号による被害への対応が続いていることが分かります。

千葉県全体でも、9月25日時点で被災状況の把握や道路・河川などのインフラ復旧を進めています。

県管理道路では、9月25日午後2時時点で73区間が全面通行止めとなっていました。

こうした状況を見ると、鉄道施設についても被害の確認や現地調査に時間がかかっている可能性があります。

小湊鐵道では上総中野につながる区間でも被害

そして、もう一つ気になるのが小湊鐵道です。

小湊鐵道では、台風25号の影響により上総牛久~上総中野間が運休しています。

9月25日現在も、小湊鐵道は「当分の間運休」としており、代行輸送も行われていません。

さらに、小湊鐵道の公式サイトでは、上総中野駅で接続するいすみ鉄道方面にも行くことができないと案内されています。

リンク:【小湊鐵道公式サイト】 総合TOP

上総中野駅は、小湊鐵道といすみ鉄道が接続する駅です。

その小湊鐵道では、上総牛久~上総中野間で複数の被災箇所が確認されていることが発表されています。

いすみ鉄道そのものの被害については現時点で公式発表を確認できませんが、少なくとも接続する小湊鐵道側では大きな被害が出ています。

いすみ鉄道はもともと全線運休中です

いすみ鉄道については、今回の台風とは別の問題があります。

2025年10月に発生した脱線事故のため、現在も全線で運転を見合わせています。

私も以前、この問題について「脱線事故で運休のいすみ鉄道 復旧費用20億円…いま問われる自治体の本気度」という記事を書きました。

いすみ鉄道は、すでに大きな復旧費用を必要とする状況にあり、今後の復旧に向けた取り組みが続いているところです。

そのような中で今回の台風25号です。

もし鉄道施設に新たな被害が発生していた場合、現在進められている復旧計画にも何らかの影響が出る可能性があります。

ただし、現時点ではいすみ鉄道から台風25号による被害についての発表がないため、ここは推測で書くべきではないでしょう。

「被害がない」のか「まだ分からない」のか

今回、私が気になっているのはここです。

いすみ鉄道から台風25号による被害情報が出ていないからといって、「被害がなかった」と判断することはできません。

一方で、周辺で被害が出ているからといって、「いすみ鉄道も被災した」と断定することもできません。

千葉県全体でまだ被災状況の把握やインフラ復旧が続いている状況です。

また、いすみ市・大多喜町自体が被災しており、小湊鐵道でもいすみ鉄道との接続駅である上総中野につながる区間で被害が発生しています。

そのため、いすみ鉄道についても今後、施設の詳しい調査が進められ、被害状況が明らかになる可能性があります。

今は、いすみ鉄道からの情報を待ちたいと思います。

今回の台風で千葉県内のJR路線でも大きな被害が

今回の台風25号では、小湊鐡道だけではなくJR東日本の路線でも大きな被害が出ました。

特に内房線(姉ケ崎~木更津間)では復旧に3か月以上かかる見込みとされています。

不通区間を含む蘇我~君津間は2024年度の輸送密度が53,025となっており利用者の大変多い区間です。

9月28日からバス代行を行う予定でJR東日本は調整していますが、報道等を見る限り必要な台数を確保できる見通しが立っていないようです。

いすみ鉄道の復旧に影響しないことを願っています

いすみ鉄道は、脱線事故からの復旧という大きな課題を抱えています。

私自身、以前の記事で復旧費用や自治体の関わりについて取り上げましたが、いすみ鉄道の復旧には沿線自治体だけでなく、多くの関係者が関わることになります。

そんな中で発生した今回の台風25号。

現時点では被害の有無も、復旧計画への影響も分かりません。

だからこそ、今の段階で必要以上に悲観するのではなく、いすみ鉄道から今後発表される情報を待ちたいと思います。

台風による被害がなかったのであれば、それが一番です。

もし被害が確認されたとしても、その内容と復旧への影響が分かり次第、改めてお伝えしたいと思います。

一日も早く千葉県内の被災地域の復旧が進み、いすみ鉄道についても復旧への道筋が途切れることのないよう願っています。

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