秋田県の小坂鉄道レールパークで、2026年11月7日(土)に「小坂鉄道・キハ2101 外観塗装修復記念撮影会」が開催されます。
今回のイベントでは、外観塗装の修復を終えたキハ2101を小坂駅のホームに入線させ、かつて小坂鉄道で旅客列車として活躍していた頃の雰囲気を再現します。
普段は車庫内に保存されている車両がホームに姿を現す、貴重な機会となりそうです。
小坂鉄道レールパークホームページ
キハ2101が32年ぶりに小坂駅ホームへ
alt="小坂鉄道小坂駅" class="wp-image-19293"/>キハ2101は、1962年に小坂線の改軌完成に合わせて製造された気動車です。
小坂鉄道の旅客輸送を担い、多くの町民や観光客の足として活躍しました。
1988年には、ほかの車両がワンマン運転対応に改造される中、キハ2101は改造されることなく引退。1994年の小坂鉄道旅客列車廃止後は小坂町が引き取り、展示保存されてきました。
その後、小坂鉄道レールパークに移設され、保存されていましたが、長年の保存によって外観の老朽化が進んでいました。
2026年にはクラウドファンディングによる支援と小坂鉄道保存会の協力により、外観塗装の修復が実施されました。
今回の撮影会では、きれいになったキハ2101を小坂駅のホームに入線させます。実に32年ぶりにホームに姿を現すことになります。
11月7日の撮影会概要
| 項目 | 内容 |
| 開催日 | 2026年11月7日(土) |
| 開催場所 | 小坂鉄道レールパーク |
| 開園時間 | 9時~17時 |
| 最終入場 | 16時30分 |
| 入園料 | 大人600円・小中学生300円 |
| ホーム入線 | 10時05分 |
| ホーム発車 | 16時15分 |
※入線・発車時刻は状況によって前後する場合があります。
当日はキハ2101のホーム入線のほか、キハ2100形が活躍していた当時の写真パネル展示や鉄道グッズの販売も予定されています。
岡山の片上鉄道とも関係が深い小坂鉄道
alt="同和鉱業片上鉄道、吉ヶ原駅跡" class="wp-image-19295"/>小坂鉄道は、かつて岡山県備前市の片上駅から和気駅を通り久米郡柵原町(現:久米郡美咲町)の柵原駅までを結んでいた片上鉄道と同じ、同和鉱業が経営していた鉄道です。
実は車両にもつながりがあり、小坂鉄道で使用されていたキハ2100形のうち、キハ2108とキハ2102は片上鉄道に譲渡され、キハ801・802として活躍しました。残念ながらキハ801・802は保存されずに解体されています。
岡山県内では片上鉄道の保存車両を通じて、その歴史を知っている方もいるのではないでしょうか。今回のキハ2101の塗装修復記念撮影会は、かつて片上鉄道を走った車両のルーツにも触れられる話題です。
「柵原ふれあい鉱山公園」・「吉ヶ原駅」には、駅舎や車両などが展示されています。車がないとアクセスが難しいですが、興味がある方は訪ねてみてはいかがでしょうか。美咲町のホームページで消化査定ますのでリンクを貼っておきます。
小坂鉄道の遺構は大館市内に残っています
小坂鉄道は、当時の姿を思い出させる遺構が残っていることでも有名です。
私自身、2013年11月に大館市を訪れた際、タクシーで移動中に「前方鉄道廃止・一時停止不要・段差注意」と書かれた看板のある踏切を見かけました。当時は不思議に思っていましたが、今振り返ると小坂鉄道の廃線跡だったようです。
小坂鉄道については、pyoco3さんが作成されているサイト「ひとりごと」で詳しく取り上げられています。
リンク:小坂精練小坂線跡を訪ねて
小坂レールパークには寝台特急「あけぼの」の車両に宿泊できます
小坂鉄道レールパークでは、小坂鉄道で活躍した車両だけでなく、寝台特急「あけぼの」で使用されていた24系客車4両も保存されています。
こちらは「ブルートレインあけぼの」として宿泊施設に活用されており、A寝台個室やB寝台個室に実際に宿泊することもできます。冬の期間は休業していますので11月7日に宿泊することはできません。
かつて上野と青森を結んだ寝台特急の車両が、秋田県小坂町で今も活用されているのは興味深いところです。
リンク:宿泊ブルートレインあけぼの|小坂鉄道レールパーク公式ホームページ|小坂鉄道|ブルートレインあけぼの|ディーゼル機関車運転体験|レールバイク|ディーゼルカー|ラッセル車|蒸気機関車|小坂町
小坂鉄道の歴史を感じられる機会に
小坂鉄道レールパークは、旧小坂駅の構内を活用した鉄道保存施設です。
ディーゼル機関車やラッセル車、蒸気機関車などの保存車両に加え、寝台特急「あけぼの」で使用されていた24系客車も保存されています。
今回のキハ2101の撮影会は、車両の外観がきれいになっただけでなく、かつて旅客列車が発着していた小坂駅のホームに再び姿を現すという点でも興味深いイベントです。
小坂鉄道の歴史を知ることができる機会として、注目したいと思います。

