JR東日本は2026年11月5日、モバイルSuicaで購入できる定期券とSuicaグリーン券の発売範囲を拡大すると発表しました。
2027年3月から、ICカードに対応していない駅を発着する定期券を購入できる「みせるモバイル定期券」を導入するほか、JR東海のTOICAエリアにまたがる定期券やSuicaグリーン券も購入できるようになります。
なお、乗車券については、これまで通りJR東日本とJR東海のエリアをまたがっての利用はできません。
モバイルSuicaで購入できる
JR東日本ホームページ
定期券・Suicaグリーン券の範囲を拡大します!
2027年3月から「みせるモバイル定期券」を導入
今回新たに導入するのが「みせるモバイル定期券」です。
これまで、定期券の発着駅のどちらか、または両方がICカードに対応していない駅の場合、磁気定期券を購入する必要がありました。
今回のサービスでは、IC非対応駅の係員にモバイルSuicaのアプリ画面を提示することで定期券を利用できます。
対象となるのは通勤定期券と通学定期券で、発売範囲は次のとおりです。
- JR東日本線内で完結する場合:営業キロ60km以内
- JR東日本線とJR東海線にまたがる場合:営業キロ100km以内
ただし、乗車駅にはJR東日本の駅を指定し、JR東日本の路線を含む必要があります。また、臨時駅など一部対象外となる駅もあります。
なお、みせるモバイル定期券の有効期間中は、チャージ残高を利用した定期券区間外の鉄道利用ができません。新幹線eチケットサービスやタッチでGo!新幹線、タッチでエキナカなども利用できないため注意が必要です。
この取り扱いは、JR東日本とJR東海のエリアをまたがる場合が対象となります。JR西日本エリアとなる大糸線(糸魚川方面)は対象外です。
JR東日本とJR東海にまたがる定期券も購入可能に
これまでカードタイプのSuicaで購入・利用できた、JR東日本のSuicaエリアとJR東海のTOICAエリアにまたがる一部区間の定期券について、モバイルSuicaでも購入・利用できるようになります。
対象となるのは通勤定期券・通学定期券のほか、グリーン定期券や新幹線定期券のFREX・FREXパルです。
発売範囲は通勤定期券・通学定期券が営業キロ100km以内、グリーン定期券とFREX・FREXパルが運賃計算キロ300km以内です。
ただし、発着駅と経由する途中駅のすべてがIC利用可能駅である必要があります。また、連絡会社線との連絡定期券や小児用定期券などは対象外です。
東海道本線の沼津・三島・函南からもグリーン券を購入可能に
alt="東海道本線普通列車グリーン席" class="wp-image-19289"/>今回の発表でもう一つ注目したいのが、Suicaグリーン券の発売範囲拡大です。
モバイルSuicaで購入できる普通列車用Suicaグリーン券の乗降駅に、JR東海の函南駅・三島駅・沼津駅が追加されます。
これにより、例えば沼津駅から東京方面へ向かう東海道本線の普通列車グリーン車を利用する場合、スマートフォンからSuicaグリーン券を購入できるようになります。
これまでモバイルSuica・カードタイプのSuicaでは、JR東日本とJR東海のエリアをまたぐグリーン券の購入には制限がありましたが、今回の対応でモバイルSuicaからも購入できるようになります。
なお、JR東海エリアから伊東線方面へグリーン車を続けて利用する場合は、同一方向の利用とならないためモバイルSuica・カードタイプのSuica・紙のきっぷに関わらず、今までと同じく熱海駅でグリーン券を分割して購入することになります(今と取り扱いは同じです)。
カードタイプのSuicaについては、引き続きJR東日本管内発→JR東海管内着の発売に限られます。また、熱海~沼津間の各駅相互間だけを利用する場合は、駅で紙のグリーン券を購入する必要があります。
また、今回購入可能になるのはグリーン券であり、乗車券までモバイルSuicaでエリアをまたいで利用できるようになるわけではありません。定期券以外で沼津・三島・函南からJR東日本エリアへ乗車する場合は、乗車券については紙のきっぷを購入し、グリーン券のみモバイルSuicaで購入する形になります。
まとめ
今回のサービス拡大によって、IC非対応駅を発着する定期券やJR東日本・JR東海をまたぐ定期券など、これまでモバイルSuicaでは購入できなかった定期券の一部がスマートフォンで購入できるようになります。
特に、沼津・三島・函南から東京方面へ向かう普通列車グリーン車の利用者にとっては、グリーン券の購入方法が増えることになります。
サービス開始は2027年3月の予定です。
詳しくはJR東日本の発表をご覧ください。
リンク:JR東日本公式発表

