旧井笠鉄道のバス路線を継承した井笠バスカンパニーは、2026年4月1日からバス運賃を値上げすると発表しました。これにより、初乗り運賃は160円から190円へと値上げとなります。上限運賃改定率は42.4%ですが、実際の運賃の値上げは10%程度となります。
井笠バスカンパニーホームページ
井笠バスカンパニーの路線と乗り換え駅のある井原鉄道井原線・JR山陽本線でダイヤ改正が2026年3月14日にあります。
初乗り運賃は160円→190円へ
今回の運賃改定では、最低運賃が次のように変更されます。
- 160円 → 190円
地方の路線バスでは、運転士不足や燃料費の上昇などの影響を受けて運賃改定が相次いでいます。
今回の改定も、バス事業を継続していくための経営改善策の一つとみられ、利用者にとってはやや負担増となりますが、地域公共交通を維持していくための重要な措置とも言えそうです。
上限運賃改定率(42.4%)までは引き上げず
なお、今回の運賃改定では、国から認可された上限運賃改定率の範囲いっぱいまで値上げするわけではない点も特徴です。
路線バスの運賃は、国土交通省の認可を受けた**「上限運賃」**の範囲内で事業者が設定する仕組みとなっています。
今回の 井笠バスカンパニー の運賃改定では、初乗り運賃は
160円 → 190円 に引き上げられるものの、認可された上限運賃改定率までは引き上げない設定となっています。
これは利用者への負担増をできるだけ抑えながら、燃料費の高騰や人件費の上昇などに対応するための措置とみられます。
井笠地域と福山を結ぶ生活路線
井笠バスカンパニーは、岡山県西部の井笠地域を中心に路線バスを運行している会社で、本社は 笠岡市 にあります。
主な運行エリアは次の通りです。
岡山県
- 笠岡市
- 井原市
広島県
- 福山市
これらの地域では鉄道路線が限られているため、バスは通勤・通学や通院、買い物など日常生活を支える重要な交通手段となっています。
特に高齢者の移動手段としての役割も大きく、地域住民にとって欠かせない公共交通です。
両備グループのバス会社
井笠バスカンパニーは、岡山県を中心に交通事業を展開する 両備ホールディングス グループの一員です。
両備グループはバス・鉄道・フェリーなど幅広い交通事業を手掛けており、中国地方でも大きな交通ネットワークを形成しています。
その中で井笠バスカンパニーは、岡山県西部と広島県東部を結ぶ地域密着型のバス会社として運行を続けています。
全国的に続く路線バスの厳しい経営環境
地方のバス事業は現在、全国的に厳しい状況が続いています。
主な理由としては
- 人口減少による利用者の減少
- 運転士不足
- 燃料費の高騰
- 車両維持費の増加
などが挙げられます。
そのため全国のバス会社では、運賃値上げ・減便・路線再編などの見直しが進められています。
地域公共交通をどう守るか
井笠地域でも人口減少が進んでおり、公共交通の維持は今後ますます大きな課題になっていきそうです。
バスは通勤・通学だけでなく、買い物や通院など生活に密着した交通手段でもあるため、自治体や交通事業者が協力して地域交通を守っていく取り組みが求められています。
今回の運賃改定は利用者にとって負担増となるものの、地域のバス路線を維持するための重要な取り組みの一つとも言えるでしょう。
運賃改定の実施日
今回発表された運賃改定の実施日は次の通りです。
運賃改定日
2026年4月1日
井笠バスカンパニーの路線バスを利用している人は、4月から初乗り運賃が190円になる点に注意しておきたいところです。



