大手私鉄の京急電鉄は、2026年3月14日から交通系ICカードを入場券として使えるようになることを発表しました。これは、JR東日本と同様に改札口を通過した際に入場券の金額(おとな150円・こども80円)を交通系ICカードの残額から引くように変更するものと思われます。なお、入場から2時間を過ぎた場合は、駅員に伝える必要があります。
ICカードの入場券利用の開始について | お知らせ | 京浜急行電鉄(KEIKYU)
京急電鉄ホームページ
京急電鉄は、2025年12月13日にダイヤ改正を行っています。
PASMO電子マネーで駅ナカ施設が利用可能
京急線の駅では、交通系ICカード PASMO を電子マネーとして利用することができます。
あらかじめチャージしておけば、駅構内にあるさまざまな施設でタッチするだけで支払いが可能です。
主に利用できる場所としては次のような施設があります。
- 駅売店
- 駅そば店「えきめんや」
- 自動販売機
- コインロッカー
- 駅ナカの飲食店やテナント
現金を出す必要がなく、カードをかざすだけで支払いが完了するため、通勤や通学の途中でもスムーズに買い物ができるのが大きなメリットです。
PASMOは全国の交通系ICカードと相互利用
PASMOは首都圏の私鉄や地下鉄、バス事業者などが中心となって発行している交通系ICカードですが、現在は全国の主要ICカードと相互利用が可能となっています。
例えば次のカードも同様に利用できます。
- Suica(JR東日本)
- ICOCA(JR西日本)
- SUGOCA(JR九州)
- TOICA(JR東海)
- Kitaca(JR北海道)
この全国相互利用は2013年にスタートし、日本全国の鉄道・バス・店舗などで共通して使えるようになりました。
そのため、関西や九州などから首都圏を訪れた場合でも、普段利用しているICカードをそのまま京急線の駅ナカで使うことができます。
対象外となる改札口
次の駅・改札口は対象外となります。
【対象外の駅】泉岳寺駅
【対象外の改札口】品川駅・八丁畷駅・横浜駅・天空橋駅のうち他社線との連絡改札口
改札への入場はICカードが入場券の代わりに
鉄道を利用しない場合でも、駅構内に入る必要があるケースがあります。
例えば次のような場面です。
- 家族や友人の見送り
- 駅ナカ店舗の利用
- 改札内の待ち合わせ
- 写真撮影や鉄道見学
このような場合、通常は入場券を購入して改札内に入る必要があります。
しかし、JR東日本では交通系ICカードを利用して改札を通った場合、入場券の代わりとして扱われる仕組みとなります(一部の駅を除く)。
入場後は一定時間以内に同じ駅から出場する必要がありますが、駅ナカ施設を利用する場合には便利な方法といえるでしょう。
駅ナカビジネスの拡大で利用機会が増加
近年、鉄道会社では「駅ナカ」と呼ばれる商業施設の拡大が進んでいます。
単なる移動のための場所だった駅が、現在では
- 食事
- 買い物
- カフェ利用
- ちょっとした休憩
などができる生活空間の一部へと変化しています。
京急電鉄でも駅構内の店舗を充実させており、ICカードによる決済が可能なことで利用のハードルも低くなっています。
ICカード1枚でできること
現在の交通系ICカードは、鉄道乗車だけでなく次のような用途にも利用できます。
- 鉄道・バスの乗車
- コンビニでの買い物
- 駅ナカ店舗の支払い
- 自動販売機
- コインロッカー
- 飲食店
このようにICカード1枚でさまざまなサービスが利用できるため、鉄道利用者にとっては欠かせない存在となっています。
今後も駅ナカ施設の拡大やキャッシュレス化の進展により、交通系ICカードの利用シーンはさらに広がっていきそうです。


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