映画「男はつらいよ ぼくの伯父さん」の中で、寅さんが電話をかける印象的なシーンに登場した、佐賀県の唐津線小城駅。
その情景を覚えている方も多いこの駅で、いま大きな変化が起きています。
JR九州は、唐津線・小城駅の駅舎について、シロアリ被害などによる老朽化が確認されたとして、2026年4月30日から当面の間、駅舎の使用を停止すると発表しました。
列車の運行は続けられるものの、駅舎には立ち入れなくなり、利用方法が大きく変わることになります。
JR九州ホームページ
唐津線・小城駅で何が起きたのか
今回利用停止となるのは、唐津線の小城駅駅舎です。
JR九州によると、駅舎の一部でシロアリ被害を含む老朽化が確認され、安全性の確保が難しい状況となったため、二次災害防止の観点から利用停止を決断したとしています。
現時点では、利用再開の時期は明らかにされておらず、「当面の間」とされています。
駅舎は利用停止、ホームへは仮設通路を使用
駅舎が使えなくなることに伴い、
- 改札
- 駅舎内通路
- 待合室
といった設備は利用できません。
代替として、駅舎外に設けられた仮設通路を通ってホームへ出入りする形となります。
案内表示や現地掲示に従っての利用が必要で、特に雨天時や夜間は足元への注意が呼びかけられています。
券売機・待合室は利用不可 きっぷの扱いに注意
駅舎内に設置されている券売機は利用できなくなるため、
小城駅から乗車する場合はしばらくの間、
- 駅もしくは車内(詳細についてはプレスリリースには記載がありません)で整理券を取得
- 降車駅で精算
といった対応が基本となります。
JR九州の発表によると近日中に券売機の利用については再開される予定となっています。
また、駅舎内の待合室も使用できないため、列車待ちの際はホームで待つ必要があります。
トイレは引き続き利用可能
一方で、駅舎とは別に設置されているトイレについては、これまでどおり利用可能とされています。
完全に駅機能が失われるわけではなく、最低限の利用環境は維持される形です。
利用者への影響と、地方駅が抱える課題
小城駅は無人駅ながら、通勤・通学を中心に地域の足として利用されています。
今回の駅舎利用停止により、
- 雨風をしのげる待合スペースがなくなる
- きっぷ購入が不便になる
といった影響は避けられません。
木造駅舎を中心に、老朽化が進む地方駅は全国各地に存在します。
建て替えや本格修繕には多額の費用が必要な一方、利用者数の減少により対応が後回しになってきた現実もあります。
まとめ
唐津線・小城駅の駅舎利用停止は、安全確保を最優先したやむを得ない判断といえます。
列車の運行自体は続けられるものの、駅の使い勝手は大きく変わることになりました。
今後、修繕や駅舎の再整備がどのような形で進められるのか、引き続き注目したいところです。
地方ローカル線の「今」を象徴する出来事として、記録しておきたいニュースです。
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