「日本一早い始発列車」ということで以前青森県の「青い森鉄道」を紹介しましたが、それよりも早い列車が1日限定で設定されました。
2026年夏、その称号を手にしたのは東北の第三セクター鉄道でした。
舞台は IGRいわて銀河鉄道。
7月5日(日)、なんと午前3時台発という、とんでもなく早い臨時列車が運行されます。こちらの列車も目的地は、八戸線「陸奥湊駅」(八戸駅でJR八戸線に乗り換え)です。
IGRいわて銀河鉄道ホームページ
盛岡駅 3時55分発──東北の朝は早い
今回運転されるのは、
臨時快速「八戸リレー館鼻岸壁朝市号」。
注目すべきは、その発車時刻です。
- 盛岡駅 3時55分発
- 八戸駅 5時22分着
3時55分。
終電の話ではありません。始発列車です。
岡山でしたらまだ暗い時間帯ですが、八戸市の7月5日の日の出時刻は4時7分です。太陽こそ出ていませんがもう明るくなっています。東と西ではかなり日の出の時間が違う事が分かります。
なぜ、ここまで早い列車を走らせるのか?
alt="八戸線キハE130系" class="wp-image-9142"/>理由はシンプルで、そして魅力的。
青森県八戸市で開催される
「館鼻岸壁朝市」 にあわせた臨時列車です。
そして、この朝市にアクセスするための八戸線の臨時列車が、八戸駅を5時33分に発車します。
この朝市、全国的にも有名で、
- 夜明け前からスタート
- 港の岸壁にずらりと並ぶ露店
- 魚介・総菜・スイーツまで何でもあり
という、“朝というより早朝の一大イベント”。
それに確実に間に合わせるため、IGRが本気を出しました。
結果がこの3時台始発というわけです。
2026年の日本一早い始発列車と思われていた青い森鉄道の列車もこの「館鼻岸壁朝市」へのアクセス列車です。こちらは、青森駅を4時8分に発車します。なお、定期列車に限定した場合は京浜東北線北行の桜木町駅4時18分発の大宮駅行きとなります。
途中停車駅を見ても「本気度」が伝わる
この列車、快速扱いですが、地域の足としても配慮された停車駅設定になっています。
途中駅の時刻は、
| 青山 | 厨川 | 滝沢 | 好摩 | 一戸 | 斗米 | 金田一温泉 |
| 3:59 | 4:02 | 4:08 | 4:16 | 4:47 | 4:55 | 4:59 |
普段は通勤・通学で利用される駅も、この時間帯は完全に別世界。
ホームに立つだけで「今日は特別な一日になるな」と感じられそうです。
日本一早い始発列車、という称号
全国には早朝列車はいくつもありますが、
午前3時台発の定員を乗せた営業列車というのは、そう簡単に見つかりません。
一過性のネタではなく、
- 観光イベントと連動
- 地域活性化を意識
- 鉄道の強みを最大限に活用
こうした背景があってこそのダイヤ設定。
「日本一早い始発列車」という言葉が、単なる話題作りで終わっていないのがIGRらしいところです。
鉄道は“移動手段”以上の存在だと感じる列車
この列車に乗る人は、
「ただ朝市に行く」だけではないはず。
移動そのものが、すでに旅のハイライト。
岡山からは簡単には行けませんが、
だからこそ、こういう列車には強く惹かれます。
まとめ
第三セクター鉄道は厳しい、という話をよく聞きます。
でも、こういうニュースを見るたびに思います。
「鉄道は、まだまだ面白いことができる」
日本一早い始発列車を走らせるという発想と実行力。
IGRいわて銀河鉄道、なかなかやります。
早起きに自信のある方、
そして「一生に一度は3時台始発に乗ってみたい」という方には、
間違いなく記憶に残る一本になりそうです。



