博多の夏を象徴する伝統行事といえば、博多祇園山笠。
なかでも最終日・7月15日未明に行われる「追い山笠」は、午前4時59分の太鼓とともにスタートする、まさにクライマックスの行事です。
その追い山笠の開催にあわせて、JR九州は、博多方面へ向かう早朝の臨時列車を運転すると発表しました。また、福岡市地下鉄も空港・箱崎線、七隈線で臨時列車を運行します。
毎年恒例となりつつあるこの山笠臨時列車、2026年も鉄道ファン・山笠ファン双方にとって見逃せないダイヤとなっています。
JR九州ホームページ
追い山笠に間に合う!未明の臨時列車が登場
今回発表されたのは、7月15日(水)未明から早朝にかけて運転される臨時列車。
博多の市街地がまだ眠りについている時間帯に、各地から博多へ向かう列車が設定されます。
臨時特急「きらめき91号」
alt="787系" class="wp-image-9398"/>特に注目したいのが、門司港駅発の臨時特急「きらめき91号」です。
| 門司港 | 門司 | 小倉 | 戸畑 | 八幡 | 黒崎 | 折尾 | 赤間 | 東郷 | 福間 | 博多 |
| 3:01 | 3:07 | 3:13 | 3:19 | 3:23 | 3:27 | 3:32 | 3:43 | 3:47 | 3:53 | 4:07 |
博多駅到着は追い山笠開始の約50分前。
駅から櫛田神社周辺へ徒歩移動する時間も十分確保でき、観覧を前提とした絶妙な到着時刻といえます。
「博多山笠号」など臨時普通列車も4本設定
alt="JR博多駅 博多口" class="wp-image-9405"/>特急だけでなく、普通列車にも「博多山笠号」として臨時列車が設定されています。
門司港・久留米・直方・筑前前原と、福岡県内各地から博多へ向かうラインナップで、地域に根ざした山笠輸送らしさが感じられます。
門司港駅→博多駅(鹿児島本線)
- 門司港駅(2:20発)→博多駅(4:07着)
プレスリリースで7月15日の列車と明記してありますので、この列車が日本一早い始発列車となります。
久留米駅→博多駅(鹿児島本線)
- 久留米駅(3:24発)→博多駅(4:15着)
直方駅→博多駅(篠栗線・鹿児島本線:福北ゆたか線)
- 直方駅(3:10発)→博多駅(4:11着)
筑前前原駅→福岡空港駅(筑紫線・福岡市地下鉄空港線)
- 筑前前原駅(3:53発)→福岡市地下鉄博多駅(4:35着)→福岡空港駅(4:40着)
いずれの列車も、追い山笠の開始時刻に間に合うダイヤとなっており、始発列車を待たずに博多入りできるのが大きな魅力です。
福岡市地下鉄も臨時列車を運行
alt="地下鉄博多駅" class="wp-image-9404"/>福岡市地下鉄も、7月15日に空港・箱崎線と七隈線で臨時列車を運行します。
空港・箱崎線(筑前前原駅~姪浜駅~天神駅~福岡空港駅・貝塚駅)
- 姪浜駅→天神駅→福岡空港駅・貝塚駅
| 筑前前原 | 姪浜 | 天神 | 福岡空港 | 中洲川端 | 貝塚 |
| 3:47 | 4:01 | 4:03 | 4:13 | ||
| 3:55 | 4:08 | 4:20 | |||
| 4:05 | 4:18 | 4:30 | |||
| 4:09 | 4:22 | 4:24 | 4:34 | ||
| 3:53 | 4:15 | 4:29 | 4:40 | ||
| 4:25 | 4:38 | 4:50 | |||
| 4:43 | 4:53 | ||||
| 4:35 | 4:48 | 5:00 | |||
| 4:58 | 5:08 | ||||
| 4:55 | 5:08 | 5:20 | |||
| 5:16 | 5:26 | ||||
| 5:13 | 5:26 | 5:38 |
- 福岡空港駅・貝塚駅→天神駅→姪浜駅
| 貝塚 | 中洲川端 | 福岡空港 | 天神 | 姪浜 | 筑前前原 |
| 4:19 | 4:28 | ||||
| 4:25 | 4:36 | 4:49 | |||
| 4:35 | 4:46 | 4:59 | |||
| 4:39 | 4:48 | ||||
| 4:47 | 4:58 | 5:14 | 5:34 | ||
| 4:56 | 5:07 | 5:20 | |||
| 4:57 | 5:06 | ||||
| 5:06 | 5:17 | 5:30 | |||
| 5:13 | 5:23 | 5:25 | 5:39 | ||
| 5:28 | 5:39 | 5:53 |
七隈線(橋本駅~茶山駅~博多駅)
- 橋本駅→茶山駅→博多駅
| 橋本 | 茶山 | 博多 |
| 3:25 | 3:37 | 3:54 |
| 3:47 | 4:04 | |
| 3:45 | 3:57 | 4:14 |
| 3:55 | 4:07 | 4:24 |
| 4:10 | 4:22 | 4:39 |
| 4:30 | 4:42 | 4:59 |
| 4:50 | 5:02 | 5:19 |
- 博多駅→茶山駅→橋本駅
| 博多 | 茶山 | 橋本 |
| 3:58 | 4:14 | 4:26 |
| 4:08 | 4:24 | 4:36 |
| 4:18 | 4:34 | 4:46 |
| 4:35 | 4:51 | 5:03 |
| 4:50 | 5:06 | 5:18 |
| 5:10 | 5:26 | 5:38 |
なぜ「未明の列車」が重要なのか
追い山笠は、観覧エリア周辺で深夜から場所取りが始まり、交通規制も早い時間から実施されます。
そのため、クルマでの来訪は難易度が高く、鉄道利用がもっとも確実。
特に今回のような臨時列車は、
- 深夜帯でも博多へ直行できる
- 渋滞や交通規制の影響を受けにくい
- 山笠終了後は通常ダイヤで帰れる
といった点で、非常に実用的な存在です。
鉄道ファン目線でも「美味しい」臨時列車
鉄道ファンにとっても、今回の山笠臨時列車は見逃せません。
- 深夜~早朝の特急運転
- 通常は設定の少ない時間帯の門司港発特急
- 「博多山笠号」という季節感ある列車名
イベント輸送ならではの特別感があり、記録・乗車ともに楽しめる列車といえるでしょう。
博多の夏は、未明から始まる
夜が明けきらない博多の街を、舁き山笠が駆け抜ける――
そんな非日常の光景を支えるのが、今回の早朝臨時列車です。
「追い山笠を一度は現地で見てみたい」
「鉄道で行くイベント輸送を体験したい」
そんな方にとって、2026年7月15日は絶好のチャンス。
今年の博多の夏は、ぜひ“始発より早い列車”で迎えてみてはいかがでしょうか。
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