JR東海の発表によると、2026年3月17日に高山本線(杉原駅~猪谷駅間)の「第2宮川橋りょう」で洗堀(橋脚周辺の地盤が水流によって掘られ、橋脚の安定性が低下する現象)が発生したため杉原駅~猪谷駅間で当面の間運転を見合わせるようです。また、特急「ひだ」については、「ひだ5号」「ひだ12号」以外は、高山駅~富山駅間で運休となります。
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洗掘とは?なぜ危険なのか
洗掘とは、川の流れによって橋脚の周囲の土砂が削り取られる現象です。
一見すると橋は無事に見えても、基礎部分の地盤が弱体化することで、
- 列車通過時の安全性低下
- 大雨や増水時の倒壊リスク
- 長期的な構造劣化
といった深刻な問題につながります。
JR東海は安全を最優先し、被害確認後すぐに運休を決定しました。
運休区間と影響範囲
■ 運転見合わせ区間
- 杉原駅 ~ 猪谷駅
この区間は岐阜県飛騨地方と富山県を結ぶ県境区間で、運行本数は少ないものの、地域にとっては重要な生活路線です。
■ 影響を受ける列車
- 普通列車(全列車運休)
- 特急 ひだ(「ひだ5号」「ひだ12号」を除く)
→ 高山~富山間で区間運休・運転区間変更が発生
観光利用が多い特急「ひだ」にも影響が出ており、北陸方面への移動計画の見直しを迫られるケースが増えそうです。
代替輸送はどうなる?
現時点では、バスによる代行輸送の有無や運行本数は未定とされています。
ただし、過去の事例から見ると、
- 道路状況や所要時間の問題
- 運転士・車両確保の難しさ
などから、必ずしも鉄道と同等の利便性が確保されるとは限らない可能性もあります。
最新情報はJR東海の公式発表を随時確認する必要があります。
高山本線が抱える課題も浮き彫りに
高山本線は、山間部・河川沿いを走る区間が多く、
- 豪雨・増水
- 土砂災害
- 橋梁・築堤の老朽化
といった自然条件の影響を受けやすい路線です。
近年、全国各地で同様の橋梁洗掘による長期運休が相次いでおり、
今回の事象も「地方ローカル線の維持」という大きな課題を改めて考えさせられる出来事と言えそうです。
運転再開はいつ?
- 現時点では再開時期未定
- 橋脚周辺の詳細調査と復旧工事が必要
- 工事規模次第では長期化の可能性も
という状況で、今後の発表が注目されます。
ひとこと
高山本線は、観光列車だけでなく地域住民の足としての役割も大きい路線です。
安全確保が最優先とはいえ、1日も早い復旧が望まれます。
今後、
- 代行バスの詳細
- 特急「ひだ」の運行計画
- 復旧工事の進捗
など、新たな情報が出次第、引き続きお伝えしていきます。

