JR北海道は、札幌市内の札沼線(学園都市線)6駅で2026年4月30日(木)に「みどりの窓口」を閉鎖すると発表しました。今回、廃止なる駅は「八軒駅」「新川駅」「新琴似駅」「篠路駅」「拓北駅」「あいの里教育大駅」となっています。
学園都市線一部駅における「きっぷ販売のセルフ化」(「みどりの窓口」の営業終了)について
JR北海道ホームページ
「みどりの窓口」とは
みどりの窓口とは、JR各社の駅に設置されている対面式のきっぷ販売窓口で、乗車券や特急券の購入、各種案内を行うサービスです。
今回JR北海道学園都市線で「みどりの窓口」が閉鎖される6駅
今回、窓口営業が終了するのは、学園都市線のうち札幌市内に位置する以下の駅です。
- 八軒駅
- 新川駅
- 新琴似駅
- 篠路駅
- 拓北駅
- あいの里教育大駅
いずれも、札幌中心部と郊外を結ぶ生活路線上の駅。
日常的に利用している方にとっては、「いつもの窓口がなくなる」実感が大きい変更です。
代わりに導入されるのは「話せる券売機」
「窓口がなくなる」と聞くと、不安を感じる方も多いかもしれません。
しかし今回の変更は、完全な無人化ではありません。
これらの駅では、
- 話せる券売機 を設置
- オペレーターと通話しながらきっぷ購入が可能
- 指定席特急券・特急券の購入にも対応
- Web予約したきっぷの受け取りも可能
といった体制が取られます。
操作が分からない場合や、少し複雑な購入でも、画面越しに係員のサポートを受けられる仕組みです。
なぜ今、セルフ化が進むのか
今回の発表の背景には、近年の利用環境の変化があります。
- KitacaなどICカード利用の定着
- スマートフォンでのきっぷ予約・購入の普及
- 対面販売を必要とする利用者の減少
こうした流れの中で、従来型の「窓口常設」を見直す動きは、JR北海道に限らず全国で進んでいます。
特に経営環境の厳しいJR北海道にとって、業務の効率化は避けて通れない課題です。
それでも残る「不安」と「戸惑い」
一方で、すべての利用者がセルフ化を歓迎しているわけではありません。
- 高齢者や機械操作が苦手な人
- 定期券・乗継・割引など複雑な相談をしたい人
- トラブル時に「対面で話したい」利用者
こうした層にとって、「みどりの窓口」は安心感のある存在でした。
話せる券売機があるとはいえ、
「画面越し」と「目の前で話す」ことの差をどう埋めていくのかは、今後の課題とも言えそうです。
学園都市線は“実験の場”なのか
学園都市線は、都市近郊路線でありながら、駅ごとの利用状況に差があります。
その意味では、
- セルフ化の影響を検証しやすい
- 利用者の反応を見やすい
という側面もあります。
今回の6駅で大きな混乱がなければ、
同様の動きが他路線・他地域へ広がっていく可能性も十分考えられます。
便利さと安心感、そのバランスをどう取るか
「窓口がなくなる=サービス低下」と単純に言い切ることはできません。
一方で、「人がいる安心感」が失われていくのも事実です。
- 利便性
- コスト
- 安心感
そのバランスをどう取るのか。
今回の学園都市線の取り組みは、地方鉄道・都市近郊路線を問わず、全国の鉄道に共通するテーマを私たちに投げかけているように感じます。
まとめ
「みどりの窓口」が少しずつ姿を消していく時代。
それでも、“誰でも安心して使える鉄道”であり続けてほしい――
そんな思いを抱きつつ、今後の動きを見守りたいところです。

