地方交通をじわじわと圧迫してきた燃料価格の高騰。
その影響が、瀬戸内海の重要航路にもはっきりと表れる形となりました。
四国フェリーは、2026年5月16日(土)から高松~小豆島(土庄)間の高速艇を減便すると発表。
これまで1日15往復運航されていた便数は、半分以下となる7往復にまで縮小されます。
高松~小豆島(土庄)航路・高速艇減便のお知らせ – 【公式】小豆島フェリー|四国フェリーグループ(高松・岡山・姫路〜土庄・福田)
どれくらい減る?運航本数の変化
今回の変更で、利用者の体感はかなり大きくなりそうです。
- 変更前:高速艇 1日15往復
- 変更後:高速艇 1日7往復
- 対象:徒歩客中心の「高速艇」
- ※ 通常の大型フェリーは今回の減便対象外
とくに、
- 朝夕の通勤・通学
- 日帰り観光
- 乗り継ぎ時間を重視する利用者
にとっては、待ち時間の増加や行動計画の見直しが必要になります。
原因は「燃料価格の高騰」
減便の理由として挙げられているのが、燃料価格の急上昇です。
近年は
- 国際情勢の不安定化
- 原油価格の上昇
- 円安の進行
といった要因が重なり、船舶燃料(軽油・重油)の調達コストが大幅に増加しています。
高速艇は
- スピード重視
- 燃費が悪い
- 便数が多い
という特性があり、燃料高騰の影響を最も受けやすい交通手段でもあります。
今回の減便は、航路そのものを維持するための「苦渋の判断」と言えそうです。
フェリーも鉄道も「他人事ではない」
このニュースは船の話ですが、鉄道ファンとしても見逃せません。
燃料価格の上昇は
- ディーゼルカー(気動車)
- 非電化ローカル線
- 第三セクター鉄道
にも、確実に影響を与えます。
すでに各地で運休等にはならなくても問題が発生しています。
観光地・小豆島への影響も心配
小豆島は
- オリーブ
alt="小豆島オリーブ公園のギリシャ風車" class="wp-image-6075"/>- アート
alt="小豆島土庄港(太陽の贈り物)" class="wp-image-6076"/>- 映画ロケ地(「からかい上手の高木さん」等)
alt="小豆島 エンジェルロード" class="wp-image-6077"/>などで人気の観光地。
とくに高速艇は「気軽に行ける小豆島」を支えてきました。
便数減少により、
- 日帰り観光のハードル上昇
- 混雑時の選択肢減少
といった影響も懸念されます。
まとめ:静かに進む「交通の縮小」
- 燃料価格高騰が、ついに瀬戸内の航路にも直撃
- 高松~小豆島の高速艇は15往復→7往復へ半減以下
- 航路維持のためのやむを得ない判断
- 鉄道を含む地方交通全体に共通する課題
「減便」は一度始まると、元に戻るまでに長い時間がかかることも少なくありません。
今回の動きが、一時的な措置で終わるのか、それとも次の段階へ進んでしまうのか──
今後の動向を注視したいところです。

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