1時間2本から3本へ 富士急行線・寿駅で進む行き違い設備の新設(2028年度予定)

富士急行特急電車・フジサン特急 富士山麓電気鉄道

富士急行線で進められている設備改良工事が、将来のダイヤに大きな変化をもたらそうとしています。
その舞台となるのが、山梨県富士吉田市にある「寿駅」です。

富士急行が公表した資料によると、寿駅では現在、列車の行き違いが可能となる新しいホームの整備工事が進行中。
この工事が完了すると、2028年のダイヤ改正で列車本数が1時間あたり2本→3本へ増加する見通しとなっています。

富士急行線 寿駅の行き違い設備が2027年12月に完成

富士急行ホームページ

単線ネックだった寿駅、ついに“交換駅”へ

現在の寿駅は、単線区間にある1面1線の小さな駅
そのため、列車同士の行き違いは前後の駅に頼らざるを得ず、ダイヤ設定の自由度が限られていました。

今回の工事では、

  • 行き違い用となる新ホームを新設
  • 分岐器・信号設備・ATSなどを整備
  • 駅構内を2面2線化

することで、寿駅で列車交換が可能になります。

完成は2027年12月予定。
その後、試運転などを経て、2028年3月ダイヤ改正での本格活用が見込まれています。


1時間2本 → 3本へ “数字以上”のインパクト

この設備増強によって注目されるのが、列車本数の増加です。

  • 現在:日中時間帯は 1時間あたり2本程度
  • 2028年改正後:1時間あたり3本運行

一見すると「1本増えるだけ」と思われがちですが、
地方私鉄では“毎時3本”は大きな進化です。

  • 待ち時間が最大30分 → 約20分に短縮
  • 観光客・地元利用者ともに使いやすくなる
  • ダイヤ乱れ時の調整がしやすくなる

といった効果が期待できます。


観光路線・富士急行線ならではの意味

富士急行線は、富士山観光の玄関口として国内外から注目を集める路線。
繁忙期やイベント開催時には、臨時列車や増発が求められる場面も少なくありません。

寿駅で行き違いが可能になることで、

  • 臨時列車設定の自由度向上
  • 富士山駅・大月駅での接続改善
  • 観光シーズンの輸送力強化

など、路線全体の運行安定性アップにつながります。

まさに「目立たないが効いてくる」インフラ整備と言えるでしょう。


まとめ|小さな駅の改良が、路線全体を変える

寿駅の行き違い用ホーム新設は、単なる駅改良ではありません。

  • 2028年ダイヤ改正での増発
  • 利便性向上による利用促進
  • 観光路線としての輸送力強化

という、将来を見据えた投資です。

今後、工事の進捗や試運転、実際のダイヤ改正内容にも注目が集まりそうです。
“小さな駅から始まるダイヤ改革”――富士急行線の次の一歩に期待したいですね。


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