パソコン周辺機器メーカーのエレコムは、ナトリウムイオン電池を搭載したモバイルバッテリーについて、飛行機への持ち込みを目的として購入した利用者に対し、返品・返金対応を行うと発表しました。
ナトリウムイオン電池は「発火リスクが低い次世代電池」として注目されており、エレコム製モバイルバッテリーも話題となっていました。しかし、航空機への持ち込みに関するルールとの関係で混乱が広がっていました。
ナトリウムイオン電池搭載製品の
エレコムホームページ
機内持ち込みに関する発表内容の訂正とお詫び
「飛行機に持ち込める」と思って購入した人も
今回の発表では、対象となるナトリウムイオン電池搭載モバイルバッテリーについて、
- 機内持ち込み不可
- 預け入れも不可
であることを改めて案内しています。
これに伴い、飛行機での利用を想定して購入したユーザー向けに返品・返金対応を実施することになりました。
モバイルバッテリーといえば、旅行や出張、鉄道旅でも欠かせないアイテムです。特に長距離移動ではスマートフォン・モバイルWi-Fi・カメラなどを充電する機会が多く、「飛行機に持ち込めるか」は非常に重要なポイントになります。
今回の件では、
「ナトリウムイオン電池=安全性が高い=飛行機でも問題ない」
とイメージしていた利用者も少なくなかったとみられます。
対象となる商品は?
モバイルバッテリーおよび携帯用扇風機(ハンディファン)が対象となっています。
- ナトリウムイオン電池モバイルバッテリー(型番:DE-C55L-9000BK、DE-C55L-9000LGY、EC-C27LBK)
- ナトリウムイオン電池搭載 ハンディファン 冷却プレート付き(型番:FAN-U264BE、FAN-U264GN、FAN-U264WH)
- ナトリウムイオン電池搭載 コンパクトハンディファン(型番:FAN-U265BK、FAN-U265GN、FAN-U265WH)
エレコムの公式ホームページはこちらからご覧ください。
リンク:ナトリウムイオン電池を搭載した製品の航空機内への持ち込みに関する行政ルール更新のお知らせとお詫び | エレコム株式会社 ELECOM
リチウムイオン電池とは違う扱いに
一般的なリチウムイオン電池搭載モバイルバッテリーは、容量制限などの条件付きで機内持ち込み可能なケースが多くあります。一方で、ナトリウムイオン電池池搭載モバイルバッテリーは、機内への持ち込み等は禁止となっています。
一方、ナトリウムイオン電池については、現時点では航空輸送ルール上で十分な整理が進んでおらず、航空会社側でも慎重な扱いになっているようです。
新しい技術であるがゆえに、実際の運用ルールが追いついていない状況ともいえそうです。
ナトリウム電池イオン等の航空機での取り扱いは、こちらの記事を参考にしてください。
鉄道利用中心なら便利な存在かも(将来は分かりませんが・・・)
もっとも、飛行機利用には制限がある一方で、鉄道や自動車移動が中心のユーザーにとっては、ナトリウムイオン電池搭載モバイルバッテリーは魅力的な製品でもあります。
- 発火リスク低減への期待
- 寒さに強い特性
- 次世代電池としての注目度
など、従来のリチウムイオン電池とは異なる特徴もあります。
ただし、大阪メトロ御堂筋線での火災など鉄道でも将来は、規制される可能性がありますので今後の状況については注目していく必要があります。
まとめ
次世代電池として注目されていたナトリウムイオン電池搭載モバイルバッテリーですが、飛行機への持ち込みができないことから、エレコムが返品・返金対応を行うことになりました。
旅行や遠征、鉄道旅などでモバイルバッテリーを使う人にとって、航空機への持ち込み可否は非常に重要なポイントです。
新しい技術が登場するときは、「性能」だけでなく「実際に使える場面」まで含めて確認する必要がありそうです。

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