高松琴平電気鉄道(ことでん)は、志度線の琴電屋島駅の駅舎を解体することを発表しました。
2026年6月に発生した台風によって駅舎が被害を受けたことが理由です。
琴電屋島駅は現在も志度線の駅として営業していますが、今回解体されるのは駅そのものではなく、歴史ある駅舎です。
ことでんホームページ
2026年6月の台風で琴電屋島駅の駅舎が被害
今回、解体が決まった琴電屋島駅の駅舎は、昭和初期から現在まで使われてきた歴史ある建物です。
琴電屋島駅は志度線の潟元駅と古高松駅の間にあり、屋島観光の玄関口としても知られてきました。
現在の駅舎は1929年(昭和4年)に現在地へ移転した際に建てられたものとされています。
その後、長い年月にわたって駅を利用する人たちを迎えてきました。
しかし、2026年6月の台風によって駅舎が被害を受け、ことでんは駅舎を解体することを決定しました。
歴史のある駅舎だけに、今回の発表は残念なニュースとなります。
「近代化産業遺産」にも認定された駅舎
琴電屋島駅の駅舎には、もう一つ大きな特徴があります。
それは、経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されていることです。
ことでんでは、琴電屋島駅などの施設や車両が近代化産業遺産に認定されています。
2009年には、琴電屋島駅を含む施設や車両の近代化産業遺産認定を記念した企画も行われました。
琴電屋島駅の駅舎は、一般的な鉄道駅とは少し違った洋風のデザインも特徴です。
屋島のふもとに建つ駅ということもあり、駅舎と屋島を一緒に眺めることができるのも琴電屋島駅ならではの魅力でした。
長い歴史を持ち、近代化産業遺産にも認定された駅舎が姿を消すことになります。
駅は廃止されるの?
ここで注意したいのが、駅舎の解体と琴電屋島駅の廃止は別の話だということです。
ことでんの公式サイトでは、琴電屋島駅は現在も志度線の駅として案内されています。
また、駅からはことでんバスへ乗り換えることができ、屋島観光のアクセスにも利用されています。
今回の発表は駅舎の解体についてのものであり、琴電屋島駅そのものが廃止されるということではありません。
今後、駅舎を解体した後にどのような駅施設になるのかについても注目したいところです。
屋島観光の玄関口として長い歴史
alt="屋島神社と冠ヶ嶽" class="wp-image-14544"/>琴電屋島駅は、屋島を訪れる観光客にとっても歴史のある駅です。
かつて屋島は鉄道を利用して訪れる観光客でにぎわい、琴電屋島駅は屋島観光の起点として重要な役割を果たしていました。
現在は自動車を利用して屋島を訪れる人も多くなっていますが、琴電屋島駅からは屋島山上方面へ向かう交通機関にも乗り換えることができます。
駅舎だけを見ても、昭和初期の鉄道と観光の歴史を感じられる場所でした。
そのため、今回の解体はことでんファンだけでなく、屋島や高松の歴史に関心のある人にとっても気になるニュースと言えそうです。
10月1日からはことでんの利用方法も変わります
なお、ことでんでは2026年10月1日から運賃改定も実施されます。普通運賃の値上げだけでなく、途中下車制度や志度線の一部区間で設定されている特定運賃も廃止されます。
また、10月1日からは紙のきっぷも原則として廃止される予定です。ことでんを利用する際には、きっぷの購入方法にも注意が必要です。
まとめ 歴史ある駅舎が姿を消すことに
鉄道駅では、古い駅舎を維持するために修繕を続ける一方、老朽化や災害などを理由に建て替え・解体されるケースもあります。
琴電屋島駅の場合は、近代化産業遺産に認定されていた駅舎だっただけに、今回の解体は特に残念に感じます。
2026年6月の台風による被害から駅舎を解体することになりましたが、琴電屋島駅そのものは引き続き志度線の駅として利用できます。
今後、駅舎が解体される前に、現在の姿を見ておきたいという人も多いのではないでしょうか。
屋島を訪れる際には、屋島寺や屋島山上だけでなく、長い歴史を持つ琴電屋島駅にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
-160x90.jpg)

-120x68.jpg)
