JR西日本は2026年9月28日、「ONE PIECE新幹線」の8号車を特別仕様に改造すると発表しました。
2025年4月から運行している「ONE PIECE新幹線」は、700系7000番台の3編成を使用しています。
今回、8号車を大きく改造し、「座席フォトブース」やオリジナル描き下ろしイラストによる壁面装飾などを設けます。
特別仕様8号車は2026年12月から順次登場する予定です。
2026.12〜始動!!!「ONE PIECE 新幹線」NEXT GEAR!!!
JR西日本ホームページ
「せとうちブルー号」は12月27日から
alt="ONE PIECE新幹線「せとうちブルー号」" class="wp-image-16891"/>今回の改造は3編成すべてで実施されます。
それぞれの編成の運行開始予定は次の通りです。
| 編成 | 特別仕様8号車の運行開始予定 |
|---|---|
| せとうちブルー号 | 2026年12月27日 |
| トニートニー・チョッパー号 | 2027年春 |
| モンキー・D・ルフィ号 | 2027年春 |
※車両運用上の都合などにより変更される場合があります。
「せとうちブルー号」の8号車は「BLUE SQUARE」、「トニートニー・チョッパー号」は「CHOPPER’S PARK」、「モンキー・D・ルフィ号」は「LUFFY’S CABIN」というコンセプトで、それぞれ異なるデザインになります。
alt="ONE PIECE新幹線「トニートニー・チョッパー号」" class="wp-image-16889"/>
alt="ONE PIECE新幹線「モンキー・D・ルフィ号」" class="wp-image-16890"/>新幹線ならではの「座席フォトブース」も
今回の特別仕様8号車では、単に車内をラッピングするだけではありません。
例えば「せとうちブルー号」では、ルフィやチョッパーなどのフィギュアと一緒に写真を撮影できる「座席フォトブース」が設けられます。
「トニートニー・チョッパー号」ではチョッパーと一緒に旅をしているような空間、「モンキー・D・ルフィ号」ではルフィの冒険をテーマにした空間が用意される予定です。
3編成で同じものにするのではなく、それぞれ違った8号車になるのは面白いところです。
気になるのは700系レールスターの「コンパートメント」
今回の発表を見て、個人的に気になったのが8号車に設けられているコンパートメントです。
700系7000番台は、かつて「ひかりレールスター」として活躍した車両です。
普通車指定席でありながら2列+2列の座席を採用し、8号車には4人用のコンパートメントを4室設置しています。
現在もJR西日本の案内では、8号車に「普通車指定席の4人用個室」があるとされています。
ただし、利用できるのは8号車が指定席となる「ひかりレールスター」として運行されるときのみとなっています。
2026年3月14日のダイヤ改正後の定期列車では、新下関6:11発→岡山8:23着の「ひかり680号」のみとなっています。
「ひかり680号」は、2026年8月26日に500系で運行されたことで話題になった列車です。また、途中の通過駅が厚狭駅のみという点でも有名な列車です。
このコンパートメントは、700系7000番台を象徴する設備の一つです。
しかし今回公開された特別仕様8号車のイメージを見ると、従来のコンパートメントがあった部分には、大きな壁面装飾やフォトスペースなどが描かれています。
そのため、公開されたイメージを見る限りでは、今回の改造によってコンパートメントはなくなるものと思われます。
もっとも、JR西日本の今回の発表資料では、コンパートメントを撤去することが文章では明記されていません。
実際の改造車が登場した際には、このあたりも確認してみたいところです。
新幹線の「個室」がなくなるわけではない
もっとも、今回の改造によって700系7000番台のコンパートメントがなくなるとしても、新幹線で「個室で移動したい」という需要そのものがなくなったわけではありません。
むしろ東海道・山陽新幹線では、N700Sに新たな個室タイプの「Supreme Class Cabin」が登場します。
2026年10月1日からサービスが始まり、N700Sの7号車には2名でも利用できる個室、10号車には1名用の個室が設定されます。
私のブログでも、岡山から利用する場合を含めて「Supreme Class Cabin」について紹介しています。
700系7000番台のコンパートメントとは性格も料金も大きく異なりますが、「新幹線に個室を求める」という点では、時代に合わせて新しい形が登場しているともいえそうです。
「レールスター」から「ONE PIECE新幹線」へ
700系7000番台は2000年に「ひかりレールスター」として運行を開始しました。
2列+2列の座席やコンパートメントなど、それまでの新幹線とは少し違った設備を持つ車両として登場しました。
現在は「こだま」を中心に使用されるようになり、「ひかりレールスター」として運転される列車は少なくなっています。
それでも、8号車のコンパートメントはこの車両ならではの設備として残っていました。
そこに今回、「ONE PIECE新幹線」の新たな車内空間が登場します。
車齢を重ねた700系7000番台を、人気コンテンツと組み合わせてさらに活用していく形ともいえます。
一方で、長年乗り継がれてきた「レールスター」の特徴的な設備が姿を消すのであれば、それはそれで一つの時代の変化です。
「ONE PIECE新幹線」の新しい8号車を楽しみにしつつ、現在のコンパートメントも改造前に見ておきたいところです。
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