JR東日本キハ100系13両がタイ国鉄へ譲渡へ 輸送手配の入札公告、2027年3月末までに秋田港へ搬出予定

JR東日本キハ100 海外の鉄道

JR東日本で活躍してきたキハ100系気動車13両が、タイ国鉄へ譲渡される見込みです。

タイ国鉄は2026年11月5日、日本から譲り受けるキハ100系13両について、輸送業務を委託するための入札公告を公開しました。

今回の公告によって、JR東日本のキハ100系がタイへ渡るための具体的な準備が進んでいることが明らかになりました。

JR東日本のキハ100系13両をタイ国鉄へ譲渡

今回、タイ国鉄が輸送手配を進めているのは、JR東日本から譲り受けるキハ100系気動車13両です。

入札関連資料によると、輸送の出発地は秋田総合車両センター(現・秋田総合車両ベース)とされており、車両を秋田港まで輸送する計画となっています。

輸送業務の入札は電子入札方式で実施され、事業規模は3,700万バーツ(約3,700万バーツではなく、約3,700万バーツ相当の予算)です。

※この金額は車両の購入費用ではなく、輸送業務に関するものです。

また、秋田総合車両ベースから秋田港までの輸送作業は、2027年3月31日までに完了する予定とされています。

現時点では、タイ国内での具体的な運行開始時期や投入路線などは明らかになっていません。

タイ国鉄では日本の中古車両が活躍

タイ国鉄では、これまでも日本の鉄道会社から譲り受けた中古車両を導入してきました。

代表的な車両として、JR北海道から譲渡されたキハ183系気動車があります。

また、JR東日本のキハ40形・キハ48形などもタイ国鉄に譲渡され、現地で改造や整備を受けたうえで活用されています。

今回のキハ100系13両も、こうした日本の中古車両を再活用する動きの一つとなります。

日本から譲渡された24系客車もタイ国鉄で活躍

タイ国鉄 客車 元24系 alt="タイ国鉄 客車 元24系" class="wp-image-19509"/>
タイ国鉄 客車 元24系

タイ国鉄では、かつてJR東日本などで活躍していた24系客車も導入されています。

24系客車は、日本では寝台特急「あけぼの」や「北斗星」などで使用された車両です。日本での定期運行を終えた後、一部の車両がタイへ渡り、現地の寝台列車として再活用されました。

日本では役目を終えた寝台客車が、海外で再び夜行列車として活躍する姿は、日本の鉄道車両の再活用を考えるうえでも興味深い事例です。

インドネシアへのJR東日本の通勤電車の譲渡は取りやめに

JR東日本の車両の海外への譲渡については、通勤用電車のインドネシアへの譲渡が話題になっていました。

インドネシアでは、中古車両の購入を中止していましたが、最近になって日本の中古車両を導入する動きがありました。

JR東日本の209系が候補に挙がっていたようですが、国内企業の保護を理由に計画自体が中止となったようです。

国内でも進むキハ100系の譲渡

JR東日本のキハ100系は、国内でも地方鉄道への譲渡が進んでいます。

当ブログでは、2026年10月に兵庫県の北条鉄道がキハ100形3両を購入することを発表した話題を紹介しました。

北条鉄道では、老朽化したフラワ2000形の置き換えに使用する予定です。

また、ひたちなか海浜鉄道でもキハ100形が導入されており、山形鉄道には同系列のキハ110形が譲渡されることになっています。

今回のタイ国鉄への譲渡が実現すれば、国内の地方鉄道だけでなく、海外でもキハ100系が新たな役割を担うことになります。

日本で活躍してきた車両が、国内外でどのように再活用されていくのか、今後の動向にも注目したいところです。

タイトルとURLをコピーしました